韓国のユン大統領が「非常戒厳」を宣言したことでビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などの主要仮想通貨が韓国仮想通貨取引所で暴落を記録した。特にビットコインは最大で450万円の下落を記録しており、現在は1336万円前後を推移している。
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韓国非常厳戒令でビットコイン暴落
韓国の仮想通貨取引所最大手であるアップビット(Upbit)とビッサム(Bithum)ではビットコインのフラッシュ・クラッシュが起き、一時1ビットコインが915万円を記録した。この背景には韓国のユン大統領が非常厳戒令を宣言したことが原因となっており、既に株式市場がクローズしていることから仮想通貨が中心に売り込まれたことが主な要因と言える。
ビットコインの他にもイーサリアムのETHが一時2940ドル(43.7万円)、リップルのXRPが1.1ドル(163円)を記録した。韓国メディアによると現時点では明日水曜日に株式市場をオープンするかが決まっておらず、決まり次第発表するとしている。
対して仮想通貨市場は24時間365日オープンしていることが特徴であり、リスク資産としての先行リスクオフ売りとなったことが伺える。アップビットとビッサムは過剰アクセスにより一時サービスを停止した。
BTC速報:韓国の仮想通貨取引所Upbitでビットコインが一時62000ドルまで暴落するフラッシュクラッシュが発生。現在は91000ドルから86000ドル前後を推移しており不安定な状態が継続。キムチプレミアムならぬキムチクラッシュ?#ビットコイン #仮想通貨 #暗号資産 #BTC $BTC #韓国 pic.twitter.com/I5VKQNa1r8
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) December 3, 2024
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キムチプレミアムならぬキムチショック
韓国では2018年の仮想通貨バブルにおける需要の大きさにより、グローバルマーケットと大きく価格が乖離したことを敬愛を込めてキムチプレミアムと呼んでいた。トランプ政権の誕生により仮想通貨バブル(トランプバブル)が囁かれる中、キムチプレミアムならぬキムチショックとなっている。
ビットコインのドル建ても一時韓国市場に引っ張られて下落したものの現在は回復してきており、韓国市場のみの大きな下落が継続している形となっている。ユン大統領は「北朝鮮の脅威」としているが、ユン大統領独自の権威を守るための職権乱用とも言われており、今後の動向に注目が集まっている。
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