使用しなくなったカードを解約するというのはよくあることですが、解約するタイミングややり方を間違えてしまうと思いがけず損をしてしまうことがあります。
せっかく貯めていたポイントが消滅してしまったり、不必要な年会費が取られてしまったりすることがありますので、間違えずに解約したいものです。
そこで今回はdカードを解約する方法と、その際の注意点について紹介していきます。
クレジットカード「dカード」の特徴、メリット、年会費、ポイント還元率は?
dカードを解約する方法
所有しているdカードやdカードGOLDを解約する際は電話連絡のみしか方法はありません。
申し込みの際にはwebで申し込んだり、書面での郵送が可能だったので間違えないようにしましょう。
問い合わせのフリーダイヤルに電話をかけて、つながったオペレーターに解約をしたいことを伝えると手続きが始まっていきます。
解約の連絡先
- dカード会員 :0120-300-360
- dカード GOLD会員:0120-700-360
- 受付時間 :午前10:00~午後8:00(年中無休)
電話でdカードの解約手続きをする流れ
解約の手続きはまず本人確認から始まります。持っているdカードを手元においておくとスムーズです。誕生日などを伝えて本人確認を済ませて、クレジットカードの番号などを話すと解約に関しての説明が行われます。かんたんに解約理由を聞かれたりすることもありますが、それほど長い時間はかかりません。うまくいけば10分ほどで終わりますが、時期や時間帯によってはオペレーターになかなかつながらないことがあります。朝一番の時間帯や昼休みの時間帯などはつながりにくいことがありますので注意しておきましょう。
解約手続きが終了すると「即日解約」となるために、そのdカードは使えなくなります。個人情報などを悪用されないように切り刻んで破棄するようにしましょう。ICチップや磁器の部分には使用していた人の個人情報が入っています。それはカードを解約しても残ったままになっています。このICチップなどの部分は念入りに切っておきましょう。
dカードを解約する時の注意点
基本的には受付時間でオペレーターにつながるのであればいつでも解約することはできるのですが、タイミングや事前の準備をしておかなければ損をしてしまうこともあります。それらの注意点をいくつか紹介していきます。
dカードを解約する時はタイミングを考えよう
細かい話ですが不必要な年会費などを払わないようにするためには加入した日や解約する日というのが重要になってきます。加入に関しては締め日が毎月15日ですので、3月13日に加入した場合は3月15日で締め日となり、1年間の区切りは翌年の3月15日ということになります。
これが3月の16日に加入していると少し変わってきます。この場合は加入締め日が4月15日となりますので、1年間の区切りは翌年の4月15日となるのです。つまり解約の時には「加入日」にも注意しなければならないのです。この場合だと4月16日を超えてから解約手続きを行うと翌年の年会費がかかってしまうので注意しましょう。
年会費の請求と解約のタイミングに注意
年会費に関してはdカードは初年度無料で、翌年度以降も年に1度カードを利用すれば年会費が無料になるために、頻繁に利用している人からすると実質年会費無料のカードとなっています。ただし解約しようとしているカードですから、それほど使っていないかもしれません。すると年会費が1,250円(税抜)、家族会員の場合は400円(税抜)がかかってきます。
これはETCカードの場合も同様です。こちらも初年度は無料で翌年度以降は1年間に1度でもETCカードを使用すれば無料となりますが、使用しなかった場合は500円(税抜)の年会費がかかります。損をしたくない場合は年会費が発生する前の月に解約してしまうのが間違いないでしょう。
家族カードを持っている場合は家族にも確認を
注意しないといけないのは家族カードを使っている場合です。家族カードは親となるベースのカードを解約してしまうと子となる家族カードも使用できなくなります。解約することを家族に伝え忘れたりしたまま解約してしまうと、家族カードを持っている家族が突然カードが使えなくなるということがあります。解約する前に家族カードのことについても確認しておきましょう。
dカードを解約するとdポイントは失くなる?
所持しているdカードを解約しても貯めていたdポイントは消滅しません。貯めていたdポイントは「dポイントクラブ※」の退会、有効期限で消滅してしまわない限り使用することができます。
貯めていたdポイントは貯めるときと同様にマツモトキヨシやマクドナルド、ビッグエコー、ローソンなどで使用することができます。そのためdカードを解約したからといって、ポイントも消滅してしまったと思わずにdポイントはポイントとして有効に活用しましょう。
※dポイントクラブとは、docomo以外の携帯会社を使っている人でも使用できる入会金・年会費無料のポイントプログラムです。
dカードを解約すると電子マネーiDはどうなる?
電子マネーである「iD」に関してはdカードを解約したタイミングで同時に解約となってしまいます。そのためコンビニやレストランでかざして支払いなどをして利用していた人は退会する前にアプリを通じてカードの個人情報を削除しておく必要があります。ただしカードの情報を削除したからといって、それがdカードの解約ではないことには注意しておきましょう。
dカードを解約する前にしておきたいこと
解約するdカードで公共料金などの支払い(引き落とし)をしていた場合などは解約する前に色々としておかなければならないことがあります。以下にいくつかを紹介しておきます。
公共料金など固定費の支払い方法を変更する
dカードを利用して公共料金や携帯電話、スマホの本体代金の分割払い、塾やスポーツジムなど、毎月の引き落としをしていた場合は解約までにそれらの支払い方法を変更しておかなければいけません。
特に公共料金や端末の本体代金の分割払いなどは変更前に解約してしまうと引き落とし日に引き落とすことができずに「遅延」「滞納」という扱いになってしまいます。遅延や滞納はクレジットカードの利用履歴に残ってしまうためにクレジットヒストリーにキズがついてしまい、新しくクレジットカードを申し込む際やローンを組むときなどに非常に不利になります。
解約するカードで何かの支払いをしている場合は必ず支払い方法を変更しておくようにしましょう。
リボ払い・分割払いの有無や残高の確認
解約するdカードでリボ払いや分割払い、キャッシングなど何かの支払い残高が残っている状態でそのカードを解約してしまうと、ご利用代金明細書が郵送で届き、金融機関から引落しされます。
支払いに困らないためにも、解約する前にどれくらい残高が残っているかを確認しておきましょう。
dカードを解約するときはタイミングを検討しよう!
持っているdカードを解約するときにはタイミングによって年会費の支払いが発生したり、引き落としに利用している場合などは支払い不能になってしまう可能性もあります。しっかりと前準備をした上で解約しても問題のないタイミングで解約するようにしましょう。