個人情報提供で利益を還元「情報銀行」日本で開始 J.Score、スカパー!が実施へ

日本国内において、世界初となる試み「情報銀行」を各企業が実施します。

同意の上で情報活用・利益還元の新たな試みに注目集まる

「情報銀行」は個人から同意を得た上で本人のデータを預かり、預かったデータを管理・活用して得た利益を個人へ還元する事業者です。

レンディングサービスを提供するみずほ銀行の連結子会社「J.Score」は、AI(人工知能)が個人の年収や学歴などをもとに算出したスコアを外部企業へ提供する同意を得ると、個人へ電子マネーの還元や金利の引き下げをを実施するといいます。
また、衛星放送の「スカパー!」は契約者の一部を対象に「スカパー!情報銀行」の実証実験を7月から開始予定。視聴者の視聴履歴や好きなスポーツチームなどといったデータを外部企業へ提供する代わりに、スカパー!の視聴料を割り引くとのことです。

国内や海外で個人情報の流出や不正利用が問題になる中、個人の同意を得てデータを活用し対価を与える「情報銀行」は新たな取り組みとして注目が集まってきています。

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