ビットコイン(BTC)上昇でトレント転換、次はアルトの出番か?

5月のゴールデンウィーク明けから仮想通貨市場の様相が変わって来ました。ビットコイン(BTC)が急激に上昇し、他のアルトコインを引き離して一強の相場となり一時90万円を突破。ドミナンス(占有率)も60%近くとなり、これは2017年11月からの2018年1月に起きた仮想通貨バブル時と同じ水準です。

ビットコイン(BTC/JPY)週足チャート【移動平均線】

出典:bitbank (2019年5月14日現在)
テクニカル分析:移動平均線(MA) 90日、200日

週足チャートにおいて、BTC/JPYはついに90日線を上抜けました。2018年12月の底値から、200日線の上離れ達成が2月、90日線上抜けが5月。ようやく11月の大きな下落分を回復し、そこからさらに勢いがついて上昇しています。3週連続の強い陽線を見てもこれは単なる上昇相場ではありません。

ビットコイン(BTC/JPY)週足チャート【ボリンジャーバンド】


出典:bitbank
テクニカル分析:ボリンジャーバンド、±2σ、3σ

バンドの形状:エクスパンション(拡大中)
ミドルバンド(20SMA):上向き
価格:+2σ、+3σに沿って上昇(バンドウォーク継続)

バンド幅が上下に大きく広がり、強い上昇トレンドが見られます。半年間価格が低迷、3月の縮小(スクイーズ)部分からの反動は大きな相場転換となりました。ビットコイン価格が90万円台をつけたのは、昨年7月以来”10ヶ月ぶり”となります。

参入タイミングによる捉え方

2017年の仮想通貨バブルから仮想通貨投資に参加した人の中には、これまでの長い下落トレンドに辛抱強く付き合って、ようやくこの上昇相場でひと段落した人も多いでしょう。

逆に仮想通貨バブルを知らない新規参入の方(2018年組)は、ここまでの弱気相場でしっかり買い向かえたか?すでに結果が現れていると思います。

実際2018年11月の記事で紹介した、bitbankでBTCを1枚買った例では、購入価格:45万円でした。その後35万円まで下げたのでタイミング的には早すぎる購入でしたが、今となっては購入時の2倍になっています。→下落相場に買い向かう!ビットコイン(BTC)購入の重要ポイント

ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート【フィボナッチリトレースメント】

これまで注目して来た「昨年の11月BTCが急落する前の価格にいつ戻るか?」についてこんな形状になりました。

出典:bitbank
フィボナッチリトレースメート
高値:2018年11月(100%) 安値:2018年12月(0%)で設定

3月の上昇38.2 %(49万円)から上昇後、61.8%(58万円)で「カップアンドハンドル」のハンドル部分を作って下落後、78.6%(64万円)から一気に突き抜けた様子です。半年かけてようやく11月以前の相場水準に戻った事になります。

そろそろアルトの出番?

予想通り、ここまでビットコインが全体相場を引っ張って上昇して来ましたが、そろそろアルトコインが上昇するタイミングです。

理由としては、ビットコインが上昇しある程度の価格まで来ると、トレーダーはBTCの利益確定を行います。利益が出たBTCで今度は上昇前のお買い得なアルトコインを買いに行きます。このような循環物色のパターンはよく見られ、上昇相場の時はこれを繰り返しながら全体相場が拡大していきます。

「利益が出たBTCを使ってアルトを物色しに行く動き」利益確定の資金はどこへ向かうのか?流動性があり、買いやすい銘柄はやはりCoinMarketCapの時価総額上位のアルトコイン銘柄を中心に投資していくといいと思いますが、個人的にはXRP推しです^^

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート
リップル(XRP)の価格・相場・チャート

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