

NISAをはじめたいが、5年後の期間が終わったらどうすればいいのかと疑問に思う方も多いと思います。
収益をあげる場合に最初に目標設定することが重要です。
そこで今回は、5年後にどのような手続きをとればいいのか、そしてNISAを始める際の手数料・期間・口座開設の流れについて確認しましょう。
少額投資NISAの特徴

NISAとは少額投資非課税制度と呼ばれています。
言葉でもわかるように少額での投資に対してはじめやすくしています。
また、さらにはじめやすくなった、つみたてNISAやジュニアNISAなどもあり個人にむけた税優遇制度になっています。
なんといっても特徴は、投資で得た利益に対して税が優遇されることです。
例えば、20万円の株式を購入して30万円になった時に売却した場合は、10万円の利益になります。
これに対して本来ならば、20%の2万円が納税になりますが、NISAを利用すれば非課税になります。
個人投資家にとってはかなり大きなメリットと言えるでしょう。
NISAの取扱がある金融機関は?

それでは、実際にNISAの取引がある金融機関について説明します。
- 証券会社
- 銀行・信託銀行
- 郵便局
- 投信会社
- 農協
- 信用金庫
- 信用組合
- 労働金庫
- 生命保険会社
このように幅広くNISAを取り扱っている機関がありますので、サービスや馴染みのある機関で開設できるところもポイントです。
NISAの口座開設方法について

NISAでの口座の開設方法は2種類あります。内容としては、税務署の確認を待って取引を行うのか、待たずに取引を行うかの違いになります。
税務署での確認を待たずに開設する場合
最短で申し込み当日に取引開始することができます。
では、流れを見ていきましょう。
- 金融機関に口座開設を申請(申請書類、マイナンバー確認書類、本人確認書類)
- 口座開設完了
- NISA口座での取引開始
- 税務署で二重登録がないか確認
※仮に二重登録だった場合は、NISA口座で買い付けした商品は、自動的に一般口座に移されます。
税務署での確認後に開設する場合
申し込みから取引開始まで、2~3週間かかります。
では、流れを見ていきましょう。
- 金融機関に口座開設を申請(申請書類、マイナンバー確認書類、本人確認書類)
- 税務署で二重登録がないか確認
- 口座開設完了
- NISA口座での取引開始
NISAにかかる手数料はどのくらい?

金融機関によって手数料は異なりますので、売買の頻度やどのような投資プランなのかを決めて金融機関を選びましょう。
売買手数料無料の金融機関
手数料が無料の主な金融機関になります。
- 松井証券
- GMOクリック証券
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
- カブドットコム証券
売買手数料のかかる金融機関
手数料が必要となる主な金融機関です。
証券会社 | SMBC日興証券 | ライブスター証券 |
---|---|---|
株式の売買手数料 (10万円以下) |
125円(税抜) | 85円(税抜) |
株式の売買手数料 (30万円以下) |
250円(税抜) | 180円(税抜) |
株式の売買手数料 (50万円以下) |
400円(税抜) | 180円(税抜) |
株式の売買手数料 (100万円以下) |
800円(税抜) | 340円(税抜) |
金融機関によって手数料が異なりますので、このあたりも慎重に検討してから口座開口しましょう。
NISAの取引期間は?

NISAには取引期間が決まっています。
非課税期間 最長5年
NISA口座の取引期間は5年間ですが、商品を買い付ける時に約定日ではなく受渡日からのはじまりとなりますので、期間があく長期連休中での買い付け時には注意が必要です。
投資可能期間 2014年~2023年
投資可能な期間もありますので、これからはじめられる方は5年間に満たない場合があります。
5年後までの資産運用の設定ではなく2023年までの設定で行うと良いでしょう。
今後先延ばしがあるかも知れませんが、現状の段階では決まっていません。
NISAで非課税期間5年を超えたらどうなる?

NISAの期間である5年が終わった後は保有している商品はどうなるのか、その後の税の優遇はないのかと疑問が出てきます。
大まかに分けると2つの対応方法があるのでそれぞれ見ていきましょう。
ロールオーバーする
非課税枠の延長のことをロールオーバーと言います。所定の手続きを行えばできます。
長期で保有していたNISA口座内の商品をさらに非課税で運用することが出来ます。
翌年も非課税制度が受けることが出来ますので、長期で保有して利益が上がる可能性があると判断した場合におすすめの方法です。
NISA口座以外の課税口座に移す
NISA以外の一般口座に商品を移すことです。
一般口座に移すと課税の対象となりますので、今後の運営状況を見ながら売却や保有するなどの判断が必要となります。
5年後を見据えてNISAを活用しよう!

NISAを利用して資産運用している方が増えていますが、その分思い描いていたイメージと違っていたなどの意見も見られるようになってきました。
その一つが今回紹介した金融機関によっての手数料の違いやサービスの差があります。
また、NISA期間が終了した後はどのような手続きを行えばいいのかという疑問です。
期間が満了してしまう前に適切な対応方法をとることで、お得なNISAを損することなく使用して明るい人生設計を行いましょう。