
イーサリアム(Ethereum)は、数あるパブリックブロックチェーンの中でも関連するアプリケーションや開発者コミュニティが活発です。そのため多くの情報にキャッチアップすることや、最適なツールをすぐに見つけることが困難になっています。
本コラムでは、最近リニューアルしたイーサリアム・オーガニゼーション(Ethereum.org)の公式サイトと、コンセンシス(ConsenSys)の開発者ポータルを紹介します。
リニューアルしたEthereum.org
出典:Ethereum.org
Etheruem.orgは、イーサリアムの公式サイトで、2019年の5月にリニューアルをしました。項目は以下の4つに別れています。
項目 | 内容 |
---|---|
初心者向け |
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学習 |
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用途 |
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開発 |
|
同サイトは、コミュニティ主導でアップデートをしていくようで、更新提案があれば、誰でもプルリクエストを行うことができるようです。このようにオープンソース的にアップデートしていく方針に、イーサリアムの性格が現れていると言えます。
ConsenSys社の開発者ポータルサイト
出典:ConsenSys
ConsenSysはイーサリアムに特化をしたインキュベーター企業です。同企業は、これまでトリュフ(Truffle)、インフラ(infura)、メタマスク(Metamask)などイーサリアムの開発者およびエコシステムにとって必要な多くのツールを開発してきました。その同社が、同じく2019年5月に開発者向けのポータルサイトを公開しました。
テストネットの種類、フロント開発ツール、エディター、スマートコントラクトのライブラリ、スマートコントラクトのセキュリティチェックツールまで、イーサリアムでアプリケーション開発をする場合、どのようなツールがあるのかひと目で分かるようになっています。
開発ツールのほとんどがオープンソースで開発されているため、そのコードを他のツールなどにも活用でき、ツールによっては多くのコミッターが存在します。そして、その開発ツールを使えるからこそ、多くの開発者がアプリケーションを開発できるとも言え、こういったエコシステムがイーサリアムの強さの一端でもあります。
これからイーサリアムの開発を始める人も、今までスマートコントラクトを用いたアプリケーションを開発していた人も一度はチェックしてみると良いでしょう。
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参考
・Ethereum.org
・ConsenSys
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