
FXトレーダーの中でも有名な証券会社である「マネーパートナーズ」ですが、スワップポイント運用をする証券会社としても人気です。
スワップポイントでの運用は特別な知識を必要とせず、簡単に誰でも運用を行うことができるため、初心者~上級者の幅広い層で人気の投資方法です。
本記事では、スワップポイントとは?という点から、マネーパートナーズにおけるスワップポイント運用方法、注意点を解説します。
マネーパートナーズの評判やスワップポイント、レバレッジ、自動売買について解説!口座開設の方法も
「スワップポイント」とは?
マネーパートナーズにおけるスワップポイント運用を見ていく前に、そもそも「スワップポイントとは何か?」について解説していきます。
世界中の国の金利により変化する
スワップポイントを理解するためにはまず「金利」について知っておく必要があります。
金利は、その国の通貨を保有していれば定められた金利分の利益を得ることが可能です。
たとえばトルコの金利が24%、日本の金利が0.1%とすると、トルコの金利が24%-日本の金利が0.1%=23.9%となりますので、トルコリラ/日本の通貨ペアで買っていた場合は、日本円でトルコリラを買っていることになるため保有しているポジションの23.9%がもらえることになります。
プラススワップとマイナススワップ
スワップポイントは、23.9%全部もらえるわけではなく、各証券会社において「●●ポジションを保有したら◯円もらえる」という取り決めとなっています。
そのため、FXにおける1日が終わる時間(朝のオセアニア市場から始まり、翌朝のニューヨーク市場で終わるので5時)にスワップポイントが付与されます。
トルコリラ/円で買っていった場合はスワップポイントが付与されましたが、逆にトルコリラ/円で売っていた場合は「マイナススワップ」といって自身証拠金から差し引かれることになります。
従ってスワップポイントで稼いでいくのであれば、プラススワップとなる通貨ペアのポジションを保有する必要があります。
マネーパートナーズのスワップポイントは?
次に、マネーパートナーズのスワップポイントについてみていきましょう。
マネーパートナーズには「パートナーズFX」と「パートナーズFX nano」という二つのFXサービスがリリースされていますので、それぞれの特徴をみていきましょう。
パートナーズFX(PFX)のスワップポイント
「パートナーズFX」はマネーパートナーズにおけるFXサービスのスタンダードであり、最低取引通貨は10,000通貨からとなります。
「パートナーズFX」における取扱い通貨ペアは以下の通りです。
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | 英ポンド/円 |
豪ドル/円 | NZドル/円 | トルコリラ/円 | メキシコペソ/円 |
南アフリカランド/円 | スイスフラン/円 | カナダドル/円 | 英ポンド/米ドル |
豪ドル/米ドル | NZドル/米ドル | 豪ドル/NZドル | ユーロ/英ポンド |
ユーロ/豪ドル | 英ポンド/豪ドル | 香港ドル/円 | シンガポールドル/円 |
上の表における通貨ペア(20種類)でプラススワップとなる方向でポジションを保有するとスワップポイントによる運用が可能です。
パートナーズFXは取引上限がなく、1回最大発注量も大きな金額で運用できるため、スワップポイントでも大きな利益が狙えます。
しかしその分価格がマイナスにふれてしまうと大きな損失を抱える恐れがありますので注意が必要です。
パートナーズFX nano のスワップポイント
パートナーズFX nanoは初心者運用を想定したサービスとなっており、100通貨から運用できるサービスやロスカットルールが証拠金維持率100%で発動するようなシステムとなっています。
パートナーズFX nanoで運用可能な通貨ペアは以下の通りです。
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | 英ポンド/円 |
豪ドル/円 | NZドル/円 | トルコリラ/円 | メキシコペソ/円 |
南アフリカランド/円 | スイスフラン/円 | カナダドル/円 | 英ポンド/米ドル |
豪ドル/米ドル | NZドル/米ドル | 豪ドル/NZドル | ユーロ/英ポンド |
ユーロ/豪ドル | 英ポンド/豪ドル |
上の表における通貨ペア(18種類)でプラススワップとなる方向でポジションを保有するとスワップポイントによる運用が可能になります。
パートナーズFXと比べ、パートナーズFX nanoでは少額の資金で気軽にスワップポイントの運用が可能です。
しかし、パートナーズFXでは証拠金維持率が40%でロスカットされるのに対して、パートナーズFX nanoでは証拠金維持率100%でロスカットされてしまいます。
従って証拠金に比較的余裕があったとしてもロスカットされないレベルの証拠金を維持していくことが重要となります。
マネーパートナーズでスワップ運用
マネーパートナーズにおけるスワップポイントについて解説してきましたが、具体的にスワップポイント運用においてどんなことに注意したら良いのかを解説していきます。
レバレッジ倍率に注意
スワップポイント運用における注意点の一つが「レバレッジ倍率」となります。
スワップポイントは価格がどのように変動しても得られるものですが、自分が保有している方向とは逆に価格が動いた場合には評価損となってしまい、損失が発生してしまいます。
従って、価格が逆方向に動いた場合でも持ちこたえることができるだけ「レバレッジ倍率」を下げることが推奨されます。
短期で大きなスワップポイントを得ようというスキームであれば短期決戦でも大丈夫ですが、突発的に大きな値幅で動く可能性があるので、何があっても対応できる程度の低レバレッジでの取引が重要です。
強制ロスカットに注意
レバレッジ倍率と同様に重要なのが「強制ロスカット」となります。
強制ロスカットは評価損額が一定の証拠金維持率を割った場合に適用されるシステムです。
評価損の場合は損失が確定しているわけではないので、価格が上がってくれば損失とならないのですが、強制ロスカットとなってしまうと、損失が確定してしまい、得たスワップポイント以上の損失を食らう可能性もあります。
証拠金維持率は常に確認し、強制ロスカットにならないようにしましょう。
長期で保有し続けることが大事
スワップポイント運用でなによりも重要なのが、「長期投資」することになります。
低レバレッジで長期間運用しておけば、その国がデフォルトにならないかぎり利益をもらうことが可能です。
実際にリーマンショック前からドルコスト平均法で毎月積み立てのスワップポイント運用をしていれば、強制ロスカットなく利益をもらい続けることが可能ですのです。ですので、スワップポイント運用をするのであれば、長期投資は必須になります。
マネーパートナーズでスワップポイントを活用しよう
今回はスワップポイントとは?という点から、マネーパートナーズにおけるスワップポイント運用方法、注意点を解説しました。
マネーパートナーズでは二つのFXサービスがありますので、それぞれにあった運用方法が必要です。
スワップポイント運用は少し気を付けるべき部分はあるものの、基本的に放置でも利益を上げることができますので、マネーパートナーズでスワップポイント運用を始めてはいかがでしょうか。