- サイアム商業銀行がXRP利用を示唆
- タイ最大級のサイアム商業銀行が仮想通貨XRPを利用したシステム導入を示唆した。以前は明確な言及は避けていたが、今回の発言では発表時期に関する温度感の変化が確認されている。
サイアム商業銀行がXRP利用を示唆
タイ最大級の商業銀行でタイ有数の国内資産規模の多さを誇るサイアム商業銀行(以下、SCB)が仮想通貨XRPを利用したシステムの導入を示唆した。先月末に続いてリップル社関連の動きを示す事例だが、仮想通貨XRPを利用することに関しての具体的な言及は今回が初となる。
XRP system will be announced soon.
— SCB Thailand (@scb_thailand) 2019年6月5日
Please follow our official schedule on social media again.
XRPシステムはもうじき発表されます。弊社のSNSから配信される公式スケジュールをご参照ください。
タイにおいて最大級の商業銀行であるSCBは昨年9月にリップル社の「マルチホップ機能」利用を発表。しかし仮想通貨XRP自体は利用していなかったため、そのようなシステムを導入、また水面化でテスト運用しているのではないかという憶測は以前から飛び交っていた。
先月末にも同行が仮想通貨XRPの利用を初めて示唆するツイートを発信したことで、注目を集めた。しかし前回の発言との相違点は今回の英語での温度感が「可能性の範囲内」から「もうじき来る」という状態に変化した点だ。
サイアム商業銀行は昨年9月、銀行としては初めてリップル社が提供する「マルチホップ」機能を導入することが発表されていた。また昨年10月にリップル社が主催したカンファレンス「SWELL」でサイアム商業銀行のCTOであるColin Dinn氏が登壇してブロックチェーン技術が将来的に必要な技術であると言及していた。
Dinn: @scb_thailand was asking about cross-border payments, how are we going to actually make this more seamless, how are we going to make this easier? Also they were thinking, it's blockchain so it's going to look really good #SwellbyRipple
— CoinDesk (@coindesk) 2018年10月2日
今後5年から8年間で銀行が生存しにくい環境になっていく。
最先端に立ち続ける為には(リップル社のような)共にアグレシッブに成長できる企業が必要だ。
以前サイアム商業銀行がマルチホップ導入を発表した際はXRP価格が上昇(SWELL前の期待上げも要因の一つ)したため、今後同行から再びXRP利用に関する新たな発表があればXRP価格に影響を及ぼす重要ファンダメンタルズとなる可能性がある。