- 仮想通貨ヴィチェーン(VeChain)が44%急騰、その要因は
- 仮想通貨プロジェクトVeChain(時価総額26位)が一時44%ほどの急騰を見せた。ウォルマートとPwCの提携発表が材料視された。
VeChain急騰、ウォルマート中国と提携
アルトコイン全体相場が落ち着きを見せる中、独自のブロックチェーンを用いて物の真贋を弁別する仮想通貨プロジェクト、VeChainヴィチェーン(時価総額26位)が一時44%ほど急騰し、約0.009ドル(約1円)の水準を推移している。
高騰に至った最大の要因は、ヴィチェーンが米大手リテール企業の中国支社である「ウォルマート中国」と、監査法人ビッグ4のPwCと提携し、中国のウォルマート店舗における食品安全の追跡に用いられるブロックチェーン技術を提供すると報じられたことだ。
この発表はPwCの新興技術ラボのシニア責任者Tom Foth氏によって判明した 。ヴィチェーンのCEOであるSunny Lu氏もこのパートナーシップを明かしている。
I really wan to wait for official release. And PwC Fellows are quite proud for what we have achieved together. https://t.co/inYlxpo9nO
— Sunny LU, VeChain (@sunshinelu24) 2019年6月25日
ヴィチェーンはこれまで様々な企業と提携し、真贋・品質を追跡、検証するなどのソリューションズブロクッチェーンを提供してきている。例えば、同じビッグ4のデロイトや、アディダス、または日本国内では富士山まる茂茶園も名を挙げている。
このようにブロックチェーンを利用したユースケースは今後もより多く見られるに違いないだろう。