
クリプトスペルズ(CryptoSpells)はCryptoGames(クリプトゲームス)株式会社が開発・運営を行う、ブロックチェーンを使用したトレーディングカードゲームです。
カードはゲーム外部で売買可能の予定
クリプトスペルズで使用するカードの一部はノンファンジブル・トークン(NFT)と呼ばれるブロックチェーン技術が使われたトークンが採用されており、ゲーム外部のマーケットプレイスでイーサリアム(Ethereum)を用いて売買することができる予定となっています。
NFTが使われていることによりカードの発行枚数が限定され、売買も行えるため、ゲームで使うカードが資産価値としての意味合いを帯びてくることになります。
またトレーディングカードゲームはe-sportsとも相性が良く、ゲーム外でイベントなどが開催され、ゲームプレイヤーが一体となって盛り上がることが予想されます。
クラウドセールから4倍以上の値が付いたカードも
6月25日にクリプトスペルズのクラウドセールが始まり、合計8枚のカードが販売されました。販売形式は在庫連動型ダッチオークションという時間の経過によって販売価格が下落し、商品が落札されるたびに次回以降の価値が上昇する方式で販売されました。また、販売開始価格はカードのレアリティ毎に異なる価格が設定されています。
クラウドセール開始直後から価格が急上昇し、1時間後にはリミテッドレジェンドは初期販売価格の2倍以上、レジェンドは4倍以上の価格がつきました。カードの購入層はネット上を見る限り、マイクリプトヒーローズの既存ゲームプレイヤーが多い印象があります。
マイクリプトヒーローズが一定の成功を収めたことより、比較的安心してクリプトスペルズのクラウドセールに参加したと思いますが、他の有名トレーディングカードゲームやソーシャルゲームなどと比べると、まだまだゲームプレイヤーは少ないことが現状です。
しかしクリプトスペルズを初め、ブロックチェーンゲームはNFTを用いたアセットが採用され資産価値の意味合いを帯びてくること、ゲームプレイヤーを巻き込んだエコシステムの形成に注力していることなど、従来のゲームとは異なった点も多く、今後の市場の伸びしろが期待されます。
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