三井住友カードとTenTenが提携  飲料自販機用のスマホ決済システムを提供へ

アプリ・ソフトウェア開発のTenTenと三井住友カードが提携し、スマートフォンを利用した飲料自販機用の決済システムを展開していくことが発表されました。

利用者の利便性向上・事業者の働き方改革へ

三井住友カードとTenTenは今回の提携により、キャッシュレス決済の普及が遅れていた飲料自販機分野において、スマートフォンを利用した飲料自販機用の決済システムを展開していきます。

飲料自販機とスマートフォンをBluetoothで接続し、購入したい飲料をスマートフォン上で選択すると注文が処理され決済が完了する仕組みとなっています。チャージはクレジットカードなどが対応するとのことです。

既存のキャッシュレス決済に対応する飲料自販機では、高額な電子マネー対応モジュールを取り付ける必要があり、決済の処理で発生する通信料は加盟店が負担する必要がありました。
2社の決済システムでは決済処理やセキュリティの確保をクラウド側で行うことにより、キャッシュレス決済端末の低廉化に成功しています。これにより、通信コストの削減も見込めます。

飲料の補充を行う事業者は、飲料の在庫・売上・つり銭切れといった情報をスマートフォンからリアルタイムで確認できるようになります。また、システムの高精度な販売予測により最適な巡回ルートが提案されるため、利用者の利便性向上だけでなく事業者の働き方改革にもつなげられるとみられています。

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