「ビットコインのプルバックは健全」著名アナリスト トム・リー氏
著名経済・投資アナリストのトム・リー氏はビットコインの価格調整がいたって健全であると指摘。BTCのグーグルトレンド検索数の推移などから、相場が一般投資家を中心としたバブルとは異なることを理由にあげた。

「BTCの価格調整は健全」 トム・リー氏

著名経済・投資アナリストのトム・リー氏は自身のSNS上で、現在起きているビットコイン価格の下落はいたって健全であると指摘した。

理由にあげるのは、Googleトレンドとビットコイン価格の相関性で、2017年と異なり投資家の関心が伴わずに、これまで相場が上昇してきたことにある。この状況を受け、一旦の価格調整が行われたと見ている。

同氏は、トランプ氏による仮想通貨に関わる発言を受け、市場の関心が上昇し、ビットコインは4万ドルへ価格が高騰すると発言を行なっていたが、その予想事態は外れたことになる。しかし、相場の上昇においては単純なバブル相場の推移とは異なると見ているようだ。

トランプ大統領がビットコインおよびフェイスブック主導のリブラに対して批判を行い、「ビットコインのファンではない」と明かたことについては、業界内外の有識者らから最高な宣伝であると捉えていた。

発言としては、ビットコインに対する、仮想通貨がお金でなく、犯罪者の資金調達手段であると独自の見解を示すなど、批判的な発言ではあったものの、元々一般からの関心が低下している仮想通貨市場に大きな宣伝効果(トランプ氏の影響力を考慮して)になるとの見解だ。

しかし、ビットコインの現相場は、下落相場に市場の方向性が転換。6日間連続の下落水準を継続し、一時1万ドルを下回り、Googleトレンド上の推移も大きな検索数の上昇にはつながらずにいる。

グーグルトレンドによると、米国におけるビットコインの検索数は6月終わりよりおよそ45%ほど減少している。6月23日〜29日の間では「人気」を示していた値も、30日〜7月13日においてその半分まで減少した。しかし、市場は上向きを維持(直近数日は下落傾向)、相関性推移で2017年と大きく異なる動きが確認されている。

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