
インターネットで商品を購入したりサービスの利用料金を払うときはクレジットカードが便利です。
カード情報を入力するだけで支払いができ、分割払いがやリボ払いを活用すれば現金一括払いより買い物がしやすくなります。
しかし、利用者が多い支払い方法だからこそカード情報の漏洩や不正利用には十分注意しておくことが大切です。
今回はオンライン決済で安全にクレジットカードを使う方法や注意しておきたいポイントを解説します。
オンライン決済とは
オンライン決済とは、インターネット上で商品の購入代金やサービスの利用料金の支払いをすること、またはそのための決済サービスのことです。
インターネットが世間一般にも普及して、スマホの普及により年齢性別問わずに気軽に利用できるようになり、インターネット上でショッピングをする人が増えています。
インターネットでのショッピングでは、お店と直接現金を渡してお釣りをもらうということができません。
そこで、クレジットカードなどの決済サービスを利用してインターネット上で支払いを完結させます。
このときに使われる支払い方法のことをオンライン決済と呼びます。
オンライン決済の支払い方法
オンライン決済はかなり広い意味で使われる言葉で、インターネット上での支払い方法全般を指します。
その中で最も利用者が多いのがクレジットカード決済です。
そのほかにもデビットカード、電子マネー、携帯決済、コンビニ決済、後払いサービスなどいろいろな支払い方法があります。
オンライン決済でクレジットカードを利用する流れ
オンライン決済でクレジットカードを利用する流れを1~9のステップに分けて解説します。
クレジットカード利用の流れ
1.信頼できるサイト確認する
まずはオンライン決済をしようとしているサイトが信頼できるか確認することが大切です。
悪質なサイトを利用してしまわないように、どのような企業が運営しているネットショップなのかしっかり確認してから決済をしましょう。
2.購入する商品を決める
クレジットカードの使いすぎに注意しながら購入する商品を決めます。
買い物かごに入れるなどの操作を行い、決済処理を始めましょう。
3.オンラインでクレジットカード情報を入力
インターネットのブラウザ上でクレジットカード番号や有効期限などの情報を入力します。
4.カードの有効性の確認が行われる
カード情報を入力すると、自動的にクレジットカードの有効性の確認が行われます。
5.支払方式を選択する
1回払いやリボルビング払いなど希望する支払方式を選びます。
6.決済を承認する
決済の最終確認画面が表示されたら、決済を確定させる操作をしましょう。
7.決済内容の控えを保存
決済内容の控えが画面に表示されたり、メールで送信されるため保存するか、印刷するかいずれかをしておきましょう。
8.クレジットカードの利用明細をチェック
クレジットカード会社で利用明細が作成されるため、必ず確認しましょう。
9.クレジットカード会社に代金を支払う
指定した支払い方式でクレジットカード会社から請求があるため遅れないように支払いましょう。
クレジットカードの支払い方法
クレジットカードのメリットとして、支払回数を指定できるという便利な機能があります。
クレジットカードの支払い方法は一括払い、ボーナス一括払い、分割払い、リボルビング払いの4種類です。
通常は決済した金額を全額翌月に支払う一括払いが基本ですが、金額が高いものは分割払いにしたり、ボーナスの時期に一括払いにすることができます。
リボルビング払いでは、利用額にかかわらず毎月一定金額の支払いをする方法です。
分割払いとリボルビング払いは支払いを遅らせることができますが、手数料がかかるため注意しましょう。
利用明細は必ず確認しよう
クレジットカードで支払いをすると一ヶ月ごとに利用明細が作成されます。
郵送で自宅に送られてくることもあれば、人によってはインターネットの会員ページで明細を見る設定になっていることもあるでしょう。
クレジットカードの利用明細は毎月必ず一度は目を通しておくことが大切です。
利用明細に利用した覚えのない請求が記載されているのを見つけて不正利用に気づくというケースがよくあります。
もし覚えのない請求があればすぐにクレジットカード会社に連絡して相談することが大切です。
オンライン決済クレジットカード利用の注意点
オンライン決済でクレジットカードを利用するときは、大切なクレジットカード情報が漏れてしまったり不正に取得されてしまわないように注意する必要があります。
クレジットカードはカード番号と名義、有効期限、セキュリティコードがあれば決済が可能です。
金融機関やネットショップになりすましたフィッシング詐欺メールなどで安易にカード情報を入力すると、カード情報を盗まれて不正利用されてしまいます。
店舗でクレジットカードを利用するならレジの端末にカードを通すだけなので、カード番号が盗まれてしまう心配はありません。
財布を落としてカードを紛失すると危険ですが、財布がなくなったことはすぐに気づくためすぐにクレジットカード会社に連絡することができます。
しかしオンラインでカード番号を盗まれると、そのことに気づかないまま日数が経過して不正利用されてから気づくということもあるのです。
クレジットカード情報を守るためにすべきこととは
オンラインでクレジットカードを使うのであれば、まずは使用しているパソコンやスマホのOSを最新バージョンにしてセキュリティを最新の状態に保つことが大切です。
心当たりのないメールでクレジットカード情報の入力を求められたら安易に入力せずクレジットカード会社に相談してみるようにしましょう。
会社のパソコンなど不特定多数が使うパソコンでクレジットカード情報を入力することはせず、オンライン決済するときは自分が所有するパソコンで行うことが重要です。
オンライン決済おすすめクレジットカード
オンライン決済で使うのに適したおすすめのクレジットカードを3つ厳選して紹介します。
クレジットカード選びで重要になるのがポイント還元率ですが、お得さはもちろん、便利さから以下の3つのクレジットカードがおすすめです。
リクルートカード
リクルートカードは、年会費が無料のクレジットカードの中では特にポイント還元率が高いのが特徴です。
ポイント還元率は1.2%で、1,000円使うごとに12ポイント貯まっていきます。
クレジットカードのポイント還元率は年会費無料のものは0.5%が多く、還元率が高くても1.0%までのものがほとんどです。
そんな中、常時1.2%還元が受けられるのはリクルートカードならではのメリット。
貯まったポイントをPontaポイントに交換できる使い勝手のよさも魅力です。
リクルートカードならポイントの使い道に困ることもないでしょう。
「ビュー・スイカ」カード
ビュー・スイカカードはJR東日本や交通系電子マネーSuicaを普段から使っている人におすすめです。
電子マネーSuicaのオートチャージ機能があり、残高の心配をする必要がなくなります。
Suicaカードとクレジットカードの両方の機能が一枚で利用できるため、お財布の中がスッキリ。
年会費は税抜き477円かかりますが、JRの定期券を買うときにビュー・スイカカードで支払いをすれば、1.5%のポイント還元を受けることができます。
貯まったポイントはSuica残高として使えるため、実質現金と同じ価値があり、節約志向の人も満足できるでしょう。
dカード
dカードはおなじみNTTドコモのクレジットカードです。
ドコモではdポイントやd払いなど、ドコモのdアカウントに関連するポイントプログラムや決済サービスが充実。
dカードもそのうちのひとつで、dカードで支払いをすると100円あたり1ポイントずつdポイントが貯まっていきます。
dカードのすごいところは、ローソンやマツモトキヨシ、ENEOS、ビッグエコーなど、dカード特約店で利用すると「特約店ポイント」が加算されるところです。
たとえば、コンビニのローソンでdカードでお買い物をすると、dカード決済で1%、dカードの提示で1%、特約店ポイント3%が加算され、還元率はなんと5%になります。
貯まったdポイントはNTTドコモの携帯電話料金の支払いに使ったり、ドコモの関連サービスで利用可能。
使い方によってはたくさんポイントが貯まりまるため、ドコモユーザーはもちろん、ドコモ以外の人にもおすすめできるクレジットカードです。
オンライン決済で安心してクレジットカードを利用するためにできること
オンライン決済の支払い方法として利用者の多いクレジットカードですが、カード情報を騙し取る詐欺や不正利用には注意しておく必要があります。
クレジットカードの利用明細は毎月確認して覚えのない請求があればすぐにカード会社に相談するようにしましょう。
また、クレジットカードの会社ごとに不正利用対策や補償制度があるため確認しておくことが大切です。
クレジットカードを安全に使いこなし、便利なキャッシュレス生活を楽しみましょう。