- BitMEXが誤解を招くチャートを掲載
- BitMEXが、誤解を招くBTCのチャートを新聞に掲載したことで、英国の広告基準局から注意を受けた。収益を誇張しており、リスクについての説明が不十分というクレームがあったという。
ビットコインの誇大広告
大手証拠金仮想通貨取引所BitMEXが、『誤解』を招くビットコイン(BTC)のチャートを新聞に掲載したことが原因で、英国の広告基準局から指摘を受けた。広告基準局とは、広告や宣伝を規制するイギリスの独立組織だ。
同局の14日の発表によると、BitMEXは今年の1月、英有力紙「The Times(タイムズ)」に広告を出し、2009年1月から2019年1月までのビットコインのチャートを掲載した。その際、十分な説明を記載せず、広告の規定に違反していたという。
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同局には6件のクレームがあった。その内容は「このチャートは収益を誇張している」、「リスクについて説明していない」、「意図的に誤解を招く表現をしている」というものだ。BitMEX側は、このチャートは、ビットコインやビットコイン関連の商品を宣伝するものではないと主張している。
しかしながら同局は、今回の掲載は、明らかにビットコインの特長を説明して販売を促進する意図があり、顧客へのリスクの説明がほとんどされていないと判断。以下のように結論を説明している。
我々は、この広告は投資利益が誇張されており、誤解を招くと考えている。投資リスクについても説明されていない。
結果として、これはr広告規定に違反しているという結論に至った。
これによりBitMEXは、対象となる読者が正確に理解できるよう配慮し、投資リスクについても十分な説明を掲載するように命じられた。
なおビットコインに関する広告規定違反については、2018年10月に仮想通貨投資企業Crypto Bank Globalも同局から同様の裁定を受けている。