
Stakingrewords.comが、ステーキングをするユーザー224名にインタビューとアンケートを行い、調査結果を発表しました。Stakingrewords.comは、ステーキングに関する情報サイトでステーキングが可能なトークンの年間利回りや、ステーキングされている量などを閲覧できます。
同社の調査は、ステーキングをして報酬を得ているユーザーの傾向などが見えてきて興味深い内容になっています。
ユーザーが最も重視する要素は手数料
ユーザーは、ステーキングプロバイダ事業者を経由してトークンをステーキングします。同社の調査によると、ステーキングを行うユーザーがバリデータプールを選ぶ際に重視していることは、上位から順に手数料、セキュリティセットアップ、ツールの充実性です。
2位のセキュリティと僅差ではありますが、最も重要な要素として手数料の安さと考えているユーザーが多いということです。
ガバナンスに参加したいという需要は少ない
多くのプロトコルでは、ステーキングをすると報酬を得れると同時に、プロトコルのアップデート方針などに対して投票できるガバナンスに参加する権利もあります。ユーザーがどのようにガバナンスに参加したいかという観点での質問では、44.4%が「場合による」、22.4%が「バリデーターに投票権利を委任したい」とし、残りの33.2%が「直接的にガバナンスに投票したい」と回答しています。
アンケートの捉え方によりますが、「場合による」という回答はは無関心であると受け止めて良いのではないかと思います。つまり多くのユーザーにとって、ガバナンスへの参加はあまり重視していない現実が明るみになったと言えます。
カストディを用いたステーキングプロバイダを利用したい
またユーザーはステーキングを行うにあたり52%以上は、カストディサービスを用いることを望んでいるという点も注目でしょう。
秘密鍵を自身で保有してデリゲートをするのではなく、トークンの所有権ごと預けて、ステーキングを任せる手法です。これはいずれのプロトコルでも集権化を及ぼします。
また、トークンホルダーでありながら、ガバナンスへの参加の無関心な兆候も見られ、これはシステムの分散化という観点で、全て中長期的にネガティブな影響を及ぼします。
総論
いかがだったでしょうか?過半数のユーザーがカストディ型を望み、ガバナンスへの参加は関心がなく、手数料の安さを重視しているという事実は重要であると言えるでしょう。
本コラムでは、特に興味深い回答のみに絞って取り上げましたが、アンケートを全てまとめたものはこちらのリンクから参照できます。
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