仮想通貨チリーズのプラットフォームがスペイン強豪クラブと提携、バイナンスにも上場

仮想通貨チリーズ(Chiliz)のプラットフォームであるソシオスドットコム(Socios.com)が9月6日、スペインのサッカーチームであるアトレティコ・マドリードと提携したことを発表した。

10億人のファンに拡大、仮想通貨ユーザーへ

今回の提携についてアトレティコ・マドリードのクレメンテ・ビジャベルデ(Clemente Villaverde)理事は、「私たちは常に技術革新に取り組んでいるクラブであり、この意味でソシオスドットコムのコミュニティに参加できることを非常に前向きに捉えている」と語った。

またソシオスドットコムのアレックス・ドレイファス(Alexandre Dreyfus)最高経営責任者(CEO)兼創業者は、「このような規模のクラブを追加することで、私たちは潜在的なユーザーベースを10億人をはるかに超えるスポーツファンに拡大し、そしてスポーツファンは仮想通貨ユーザーになるでしょう」と語っている。

なおソシオスドットコムはこれまでフランスのパリ・サンジェルマンイタリアのユベントスとASローマ、イギリスのウェストハムユナイテッドといったヨーロッパ各国のサッカーチームとの提携を発表している。スペインのサッカーチームとの提携は今回が初となる。また、今年8月に行われた世界大会で優勝したeスポーツチームのOGと提携している。

チリーズ(CHZ)がバイナンスに上場

世界的大手の取引所であるバイナンス(Binance)は9月5日、チリーズの上場を公式ブログで発表した。上場は協定世界時で9月6日午前4時、日本時間で9月6日午後1時となる。取り扱う通貨ペアはCHZ/BNB・CHZ/BTC・CHZ/USDTの3種類。

チリーズは既にバイナンスの手掛ける分散型取引所バイナンスDEXや世界的大手の仮想通貨取引所であるビットマックス(BitMax)・クーコイン(KuCoin)に正式上場しており、今回は4ヶ所目の上場となる。

なおチリーズにはERC20で制作されたERC20 CHZとバイナンスチェーンによって管理されているBEP2 CHZが存在する。今回上場するのはBEP2 CHZであり、ERC20 CHZはバイナンスのETHアドレスに預け入れると自動的にBEP2 CHZへと変換される。

2018年のプライベートセールで販売されたのはERC20 CHZで、バイナンスDEX・ビットマックス・クーコインに上場しているのはBEP2 CHZである。

参考
ATLÉTICO DE MADRID BECOMES THE FIRST SPANISH FOOTBALL CLUB TO JOIN BLOCKCHAIN PLATFORM SOCIOS.COM
Binance Lists Chiliz (CHZ)

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文:かにたま

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