世界最大のビジネス向けSNS「LinkedIn(リンクトイン)」が、アメリカ国内で急速に成長している職業をまとめたレポート「LinkedIn 2018 Emerging Jobs Report」を発表しました。
世界で増加するブロックチェーン開発者の需要
レポート「2018 Emerging Jobs Report」では、アメリカ国内でブロックチェーン開発者の求人数が5年間で33倍も増加したことが明らかになりました。特にサンフランシスコ、ニューヨーク、アトランタでブロックチェーン開発者の需要が高いとのこと。
主にソフトウェア世界大手のIBM、の共同設立者であるJoseph Lubin(ジョセフ・ルービン)氏が率いるConsenSys、企業向けブロックチェーンソリューションの提供を行うChainyardといった企業でブロックチェーン開発者の募集が行われています。
また、ブロックチェーン開発者にはブロックチェーンや仮想通貨に関する知識はもちろんのこと、プログラミング言語のSolidityやJavaScriptのサーバーサイド環境「Node.js」といったスキルが求められるとレポート内で記されています。
アメリカに限らず世界中でブロックチェーン関連の求人数が増加しており、人材紹介会社のRobert Walters(ロバート・ウォルターズ)の調査によると、アジアでもブロックチェーンに関連する求人が2017年から50%も増加したことが明らかになっています。
一方で、ブロックチェーンは新興の技術のため求人数が多いものの、スキルを持つ人材が少ないと言われています。
こうした状況の解消に向けて、日本国内ではブロックチェーンが学べるスクールやブロックチェーン企業が参加する転職フェアの開催など、ブロックチェーン開発者として就業するための支援が行われています。