ビットコインとゴールドの関係性
仮想通貨投資家が、各国が所有しているゴールド(金)を仮想通貨ビットコイン(BTC)に代えて保有する場合、どのくらいのビットコインが必要かを算出した。

ビットコインとゴールドの関係

仮想通貨投資家のRhythmTrader氏が、米Blocktown Capitalのデータを使用し、各国が所有しているゴールド(金)を仮想通貨ビットコイン(BTC)に代えて保有する場合、どのくらいのビットコインが必要かを算出した。

上記6カ国を比較した場合、執筆時のレートで、日本は約895億円相当で8万5932BTC、米国は約9523億円相当で91万3388BTCが必要と算出。RhythmTrader氏は本ツイートで、デジタル時代にはデジタルゴールドが不可欠だと述べている。

ビットコインをデジタルゴールドと評する声もあり、米著名ファンドのDigital Galaxy社創業者のMike Novogratz氏はその代表格だ。

今月も仮想通貨メディアThe Blockとのインタビューで、ビットコインは強気相場に入っており、これから景気後退期の資産の避難先として、ゴールドを補完するデジタルゴールドとして買われていくとの見通しを示した。また、米中貿易摩擦の激化を初めとした世界経済の不確実性の増大と地政学リスクの高まりで、ビットコインやゴールドに資金が流入し、この2つの相関性が高まっているという分析も散見される。

一方で、ゴールドなどの安全資産と比較し、価格のボラティリティが大きく安定性が低いことも事実だ。リスク分散の一環だとしても、価値の保存手段として適切かどうかには懐疑的な声も少なくない。

本算出を行った一方でRhythmTrader氏は、中央銀行はビットコインをコントロールできないため、ゴールドをビットコインを置き換えるようなことは望まないだろうとの見方を示している。

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