仮想通貨エニグマ(ENG)がメインネットローンチに向けて一歩前進

エニグマ(Enigma)は、ブロックチェーンのプライバシーソリューションを手掛けているプロジェクトだ。既存のブロックチェーンはパブリックな構造上、データのプライバシーが完全に保持されているものではない。ブロックチェーンを使い、本当に分散化されたアプリケーションやサービスを開発・運用するには、ブロックチェーンのプライバシーを強化する必要があるとEnigmaは考えている。

そんなEnigmaは、現在メインネット稼働に向け、最初のノードを決定するためのジェネシスゲームを開始する。

ジェネシスゲームの流れ

  1. スナップショット
  2. 平均保有量の計算
  3. testENGトークンの配布
  4. イーサリアムテストネットに展開
  5. ジェネシスゲーム開始
  6. ジェネシスノードの選定

ジェネシスゲームは、メインネットのネットワーク稼働に必要な最初のノード(ジェネシスノード)を決定するためのものである。ゲームでのスコアリングに応じてジェネシスノードが選定される。そのための最初のステップであるスナップショットが完了したことが発表された。

スナップショットは、2019年8月26日から2019年9月24日の期間で行われ、自身のウォレットのENGトークン保有量が毎日記録される。スナップショットに基づき、平均保有量を計算し、testENGトークンを配布する流れだ。

アドレスごとのスナップショットについては、こちらで確認することが可能となっている。

参考:ENG Snapshot: Running Average

メインネットに向けて着々と前進

今回、スナップショットが完了したことで、平均保有量が計算された。メインネット立ち上げに向け一歩前進したことになる。Enigmaの発表によると、来週中にはメインネット立ち上げまでの技術手順の詳細をリリースするようだ。また、ジェネシスゲーム中に各プロバイダーでシークレットノードを実行したい人向けのガイドも近々リリースするとのこと。テストネット展開前には、プロトコルの外部監査を開始するため、セキュリティ監査会社との契約を進めているようだ。

一歩ずつではあるが、マイルストーンを達成しながら確実に進行しているようだ。ブロックチェーンのプライバシーに関心がある人は、Enigmaのノードにも興味があるのではないだろうか。次のステップは、testENGトークンの配布とテストネットへの展開だ。現時点で、ノードのセットアップ方法やゲーム開始時期に関するガイダンスなどはないため、技術手順の詳細が発表されたらチェックしていきたい。

参考
ENG Token Snapshot is Complete! What’s Next?

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