仮想通貨取引プラットフォームのイートロ(eToro)は10月15日、トレーダー向けのソーシャルメディア市場心理ベースの取引戦略を開始した。
仮想通貨の市場動向の測定にTwitterを利用
ソーシャルメディアの中でも、Twitterは市場動向を測定するための最も強力なツールの1つだ。しかし、この大規模な情報ソースに対して、洞察を加えた実用的な方法で選別することは困難だった。そのうえで、今回eToroはTIEと提携して、トレーダーのネットワークである「TheTIE-LongOnly CopyPortfolio」を開発。これは、Twitterの情報を活かしながら投資を行うことのできる独自の主導型投資戦略プログラムとなる。
「TheTIE-LongOnly CopyPortfolio」は、仮想通貨データ分析プラットフォームであるザ・タイ(The TIE)とのパートナーシップを通じて全てのeToroユーザーが利用することが可能だ。
1日に8億5,000万件のツイートを分析
TIEは、バイサイド企業やその他の市場参加者に洗練された独自のデジタル資産データソリューションを提供する仮想通貨情報サービス会社だ。同社は、クラウド活用したアルゴリズム仮想通貨取引モデルを開発している。
TIEによると、プラットフォームでは「独自の機械学習および言語処理モデルは1日あたり8億5,000万件のツイートを取り込み、Twitterでの会話のポジティブなトーンとネガティブなトーンを定量化する」と述べている。
eToroの米国マネージングディレクターでるガイ・ハーシュ(Guy Hirsch)氏は、「従来の市場では、個人投資家は利用可能なデータとツールに関して、「スマートマネー」に遅れをとってきた。すべての投資家に機関レベルのツールを提供することで、競争の場を平準化し、投資を民主化すると信じている」と述べている。
またeToroは2020年に新たに2つCopyPortfolio戦略を発表する予定だ。
参考
・Trade Based on Crypto Twitter Sentiment
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