バイナンス(Binance)がRippleとも提携するKava Labのトークンセール実施

世界最大手の仮想通貨取引所であるバイナンス(Binance)が10月16日、分散型金融(DeFi)のプラットフォームを目指す仮想通貨KAVAのセールを自社のIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)のプラットフォームであるローンチパッドで行うことを発表した。

バイナンスのCZ反応

バイナンスのIEOに対してKAVAの運営元であるカバラボ(Kava Labs)は16日、「バイナンスより優れたローンチパートナーはありません。彼らのサポートに本当に感謝しています」とツイッター上に投稿している。

またKava Labsの公式アカウントは、「DeFiプラットフォームの完成後、BNBを使ってステーブルコインをバイナンスDEXに持ち込む大きな計画がある」という今後の予定を発表している。

なおバイナンスのジャオ・チャンポン(Zhao Changpeng:CZ)最高経営責任者(CEO)は16日、ツイッターに「1日にX倍の利益を探している場合は、ローンチパッドに参加しないでください。プロジェクトを理解し、気に入ったら場合のみ参加してください」と呼びかけている。

リップルやコスモスと提携するKava Labsとは?

仮想通貨KAVAは、分散型金融プラットフォームを目指すKava Labsが運営している。Kava Labsはアメリカのサンフランシスコとケンブリッジに拠点を置き、リップル(Ripple)や仮コスモス(Cosmos)とも提携している。

Kava Labsの開発しているプラットフォームでは、ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)、バイナンスコイン(BNB)、アトム(ATOM)などの主要な仮想通貨のユーザーに担保付きのローンやKava Labsが開発しているステーブルコインであるUSDXを提供する。

KAVAはネットワークのセキュリティを確保し、主要なパラメーターに投票するためのガバナンス兼ステーキングトークンである。KAVAの総発行枚数は1億枚、バイナンスのローンチパッドでは総発行枚数の6.52%にあたる約652万枚が0.46ドル(約50円)で販売される予定で、完売すると300万ドルの売り上げとなる。

10月23日からチケットの請求開始、最大で1万5,000枚が当選チケットになる。当選チケット1枚あたり200ドル相当となる434.78KAVAが割り当てられている。ローンチパッドではBNBで取引され、KAVA/BNBの交換レートは販売日の前に決定される。

また15万ドル相当となる約32万6,000KAVAが分割され、ロンチパッドで当選しなかった全ての人に対してエアドロップされる。

参考
Introducing the Kava (KAVA) Token Sale on Binance Launchpad

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文:かにたま

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