

- 世界一の超高層ビルのオーナー企業がトークン発行
- ドバイを拠点にする不動産開発最大手は年内に独自通貨を発行する。系列ホテルやショッピングモールでの決済に利用できるだけでなく、顧客同士で取引も可能に。
世界一の超高層ビルのオーナー企業が仮想通貨発行
ドバイを拠点にする不動産開発最大手のエマールグループは年内、ネイティブ通貨「EMR」を発行する。
エマールグループは、828メートルで世界一の高さを誇るブルジュハリファを手がけた企業だ。また巨大ショッピングモールの「ドバイモール」も開発した。
The Blockが17日に入手したプレスリリースによると、EMRトークンは、米最大手銀行JPモルガンが開発したブロックチェーン「Quorum」上で発行されるユーティリティトークンだ。紹介制度やロイヤルティプログラムで、エマールグループの顧客への報酬として利用されるという。
エマールグループの説明によれば、EMRトークンは、エマールグループ系列のホテルを初めとする不動産での決済や、オンラインやショッピングモールでの支払いに利用できる。それに加え、他の顧客と取引をすることも可能だ。
今年末までにAndroidとiOSの両ユーザー向けにアプリをリリースする予定で、そのアプリでERMトークンを入手・利用することができる。