Bitmain、米国でIPOを申請

世界最大手の仮想通貨マイニング企業Bitmain Technologiesが、密かに米国のIPO申請書を米SECに提出していたことがわかった。

水曜日に公開されたTencentニュースによると、BitmainのIPOは調達目標額はまだ判明していないという。

6月にもIPOを申請すると見られたBitmainの米国での調達目標額は、当時3億ドルから5億ドルとして報道されていた。

これは、香港市場でIPOを実施しようとしていた当時の目標額の10分の1に相当するが、香港でのIPOが失敗に終わったことや、仮想通貨の市場感も大きく異なるため、目標額を修正してくる可能性は考えられる。

Tencentの報道によると、Bitmainは現在、米国市場への上場の可能性を高めるために、Nasdaq Chinaの元代表者を会社のコンサルタントとして雇用いているという。

また、昨日にも退任していた元CEOのJihan Wuが、中国Bitmainの法人代表に再就任。アメリカでのIPO申請準備に当たっていたMicree Zhanを会社の業務から追放する措置を講じており、かねてより噂されていたIPO申請を本格化させる兆候との見方も見られていた。

仮想通貨マイニング企業では、競合でもあるCanaanが米国でのIPO申請書を提出しており、Bitmainを含め2社が申請を行なったことになる。

なお、これらの動向を受け、Bitmain社やJihan Wu氏と関係性が強いビットコインキャッシュ(BCH)は30日、日本円建てで3万円を突破し、前日比7%高まで高騰した。

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