第37回 Ponta消費意識調査10月発表 冬のボーナスの使い道、「貯金・預金」が6年連続1位

共通ポイントサービスのPontaを展開する株式会社ロイヤリティ マーケティングは、消費者の意識とポイント利用意向を把握するため、第37回 Ponta消費意識調査をPontaリサーチにて、9月26日(木)~10月1日(火)まで実施しました。

Pontaリサーチ会員3,000人に聞く消費税増税前の消費意向


以下、プレスリリースより引用。

消費税増税直前、「節約したい」派が「節約したくない」派より消費意向が高い

<節約志向>
消費者の節約志向
… 「節約したい」派は56.8%となり、前回調査より7.0ポイント減少
・「節約したい」派は56.8%と、前回調査の63.8%より7.0ポイント減少した。 2019年6月調査の55.4%から、2019年8月調査では63.8%と60%を超えたものの、 本調査で低下し、再び50%台となった。

■ 今月の家計の支出を節約したい割合


・節約したい…節約したい金額が1円以上
・節約したくない…節約したい金額が0円

【参考】<設問>あなたは、今月の家計の支出をどのくらい節約したいですか。(半角数字で入力)
※とくに節約したいと思わない人は「0」と入力してください。
※「Pontaリサーチ」調べ

 

<節約志向>

節約したくない理由
… 「節約したくない」理由、前回調査と比べ「節約にまわす余裕がないため」が3.4ポイント、 「今月は出費がかさむため」が6.0ポイント増加
・今月の家計の支出を節約したい金額に「0円」と回答した「節約したくない」派に理由をきくと、 前回調査と比較して増加した回答は、「節約にまわす余裕がないため」で3.4ポイント増え(23.3%)、 「今月は出費がかさむため」で6.0ポイント増えた(14.2%)。 “節約したくてもできない”と諦めている傾向が、前回調査に増して伺える結果となった。

 

■節約したい金額が0円の方にお伺いします。その理由を教えてください。(いくつでも)

【参考】<設問>「あなたは、今月の家計の支出をどのくらい節約したいですか。(半角数字で入力)」にて 「0」と回答した方に質問。
※「Pontaリサーチ」調べ

 

<節約志向と消費意向>

いま購入したいもの(節約志向別)
… いま購入したいもの、「節約したい」派は「節約したくない」派より消費意向が高く、 差が大きい項目上位は「かばん」「衣服」「くつ」
・ いま購入・消費したいサービスについて、節約志向別で差の大きい項目をみると、 最も差が大きいのは「かばん」「衣服」で共に10.6ポイント差、次いで「くつ」で9.7ポイント差。 上位10項目でいずれも「節約したくない」派より「節約したい」派の消費意向が高い結果となった。
・ 一方「特にない」は「節約したい」派が「節約したくない」派より6.1ポイント低く4.9%となった。

※「Pontaリサーチ」調べ

冬のボーナスの使い道、「貯金・預金」が6年連続1位

<消費者意識>

「冬のボーナス」の使い道
… 冬のボーナスの使い道は「貯金・預金」が6年連続1位で、過去最高の40.5% 「支給されない・分からない」は41.9%
・「貯金・預金」が6年連続で1位。前回調査より3.2ポイント上がり、過去最高の40.5%となった。 「財形貯蓄」も過去最も高い4.2%と、高い貯蓄意識が伺える。 ・「支給されない・分からない」は41.9%となった。

※「Pontaリサーチ」調べ

<消費者意識>

冬のボーナスの「貯金・預金」の割合
… 冬のボーナスの支給金額の半分以上を「貯金・預金」したい人は、53.9%
・「貯金・預金」したい人に、冬のボーナスの支給金額のうち貯金・預金したい額の割合を聞くと、 「25%~50%未満」は30.3%、「50%~75%未満」は26.7%、「75%以上」は27.2%となり、 それぞれ約30%をしめた。 支給金額の半分以上を「貯金・預金」したい人は、53.9%となった
 
冬のボーナスの支給額
… 「20万円~40万円未満」が23.5%で最多。「40万円~60万円未満」が19.2%で続く
・冬のボーナスの支給金額は、「20万円~40万円未満」が23.5%で最多となった。
 
冬のボーナスの「貯金・預金」額の増減
… 冬のボーナスの貯金・預金額、「節約したい」派は「増やしたい」が44.9%で最多 ・ 冬のボーナスの貯金・預金額について、消費税増税を意識して変えるか聞いたところ、 全体では「変えるつもりはない」が44.6%で1位となった。「増やしたい」が34.5%で続く。 ・ 節約志向別でみると、「増やしたい」では、「節約したい」派が「節約したくない」派より 26.3ポイント高く44.9%となった。 また「変えるつもりはない」では、「節約したくない」派が「節約したい」派より15.5ポイント 高く54.0%となった。

※「Pontaリサーチ」調べ

<ポイントサービスの利用意向>
…「節約したくない」派では、「分からない・決まっていない」が42.1%と最も高く 「節約したい」派では、「いまつかいたい」が48.4%と最も高い 「節約したい」派に高いポイント活用意識が伺える
・Pontaポイントを「いまつかいたい」は、全体で44.0%となり、 「分からない・決まっていない」は、全体で36.1%となった。
・節約志向の有無別でみると、「節約したくない」派では「分からない・決まっていない」が 42.1%と高く、「節約したい」派では「いまつかいたい」が48.4%と最も高かった。 「節約したい」派に高いポイント活用意識が伺える。


※「Pontaリサーチ」調べ

「Pontaリサーチ」コンサルティング・リサーチチーム 見解

節約志向の傾向は 「節約したくない」派が増加、“節約したくてもできない”と諦めている傾向の高まりか

本調査で「節約したい」派は、前回の2019年8月調査より7.0ポイント下がって56.8%でした。 節約志向が大きく減少した2019年6月調査の55.4%から、2019年8月調査では63.8%と60%を 超えたものの、本調査で再び低下し、50%台となりました(P.2)。 そこで前回に引き続き、今月の家計の支出を節約したい金額に「0円」と回答した方(「節約し たくない」派)に理由を伺ったところ、前回調査と比べて増加した回答は、「節約にまわす余裕 がないため」(3.4ポイント増の23.3%)、「今月は出費がかさむため」(6.0ポイント増の 14.2%)の2つでした(「特にない・なんとなく」を除く)。本調査期間は9月末で、消費税が 10%に増税する直前ということもあり、出費の増加に対する意識が高まっていたのではないで しょうか。今月の家計の支出を節約したい金額が「0円」という43.2%のなかには、“節約したく てもできない”と諦めている傾向の高まりが、前回調査に増して伺える結果となりました。

 

節約志向別にみる消費意向について 「節約したい」派の消費意向が高い、消費税増税前の影響か

いま購入・消費したい商品・サービスについて、70項目(※)から複数回答可で調査しました。 節約志向別で比較し、差の大きい順で上位10項目をみると、いずれも「節約したくない」派より 「節約したい」派の方が高く、消費意向が伺える結果となりました。最も差が大きいのは「かば ん」「衣服」で共に10.6ポイント差、次いで「くつ」で9.7ポイント差でした。服飾の秋冬物が 本格的に販売され始めた時期であること、消費税増税の直前であることから、「節約したい」派 の購入意向が高くなったと伺えます。また、外食関連でも節約志向別で差がみられ、「外食 (ファストフード)」で8.3ポイント差、「外食(ファミリーレストラン)」で8.1ポイント差、 「外食(食堂・レストラン、和・洋・中ほか専門店)」で6.9ポイント差となりました。10月の 軽減税率導入を前に外食への意識が働いたのではないでしょうか(P.4)。 ※「特にない」を除く、食、住居、服飾、健康・美容、自動車、通信・メディア、余暇活動、金融商品、その他の9 分野70項目

 

今年の冬のボーナスの傾向は 6年連続で「貯金・預金」が1位、引き続き高い貯蓄意識

冬のボーナスの使い道について、「貯金・預金」が6年連続で1位となりました。前回の冬の ボーナス調査(2018年10月)より3.2ポイント上がり、過去最も高い40.5%でした(P.5)。 「貯金・預金」を使い道に選んだ方に、支給額のうちどの程度貯金・預金したいか伺ったとこ ろ、「50%~75%未満」が26.7%、「75%以上」が27.2%となりました。支給金額の半分以上 を貯金・預金したい人は53.9%でした(P.6)。 また、消費税増税を意識し、昨年の冬のボーナスと比べて貯金・預金額を変えるかと伺ったと ころ、節約志向別で「増やしたい」は、「節約したい」派が「節約したくない」派より26.3ポイ ント高く44.9%となりました。また「変えるつもりはない」は、「節約したい」派が「節約した くない」派より15.5ポイント低く38.5%となりました。 「節約したい」派に、より顕著に貯蓄意識を伺える結果となりました。

 

「Pontaリサーチ」について

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・「Pontaリサーチ」サイトURL: https://www.loyalty.co.jp/ponta-research/


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