9回連続したビットコインの大口送金

大口送金をトラッキングするBOT「Whale Alert」は、日本時間10月31日に確認された連続したビットコイン大口送金(6400〜9013BTC)の履歴は、仮想通貨カストディ・ウォレット企業のXapoに関わっているものであるとの報告を行なった。データソースとしてCoinfirm社のトラッキングデータを引用した。

ビットコインの大口送金では、10月31日の午後3時ごろから9回にも及ぶ6000BTC以上の送金履歴が確認されていた。

取引に関わっているとされるXapoは、仮想通貨の保管業を専門業として、保管場所であるデータセンターをスイスアルプス山中のシェルターに建設するなど、オフライン管理下の物理的な体制も強化する企業だ。

個人向けにウォレットなどの提供も行なっているが、保管業として法人向けカストディアン業も営んでいる。直近では、米Coinbaseに買収されたことで、累計70億ドル(約7,430億円)規模へとカストディ規模が拡大。Zapoを取り込んだ米Coinbaseカストディは、業界最大規模のシェア(ビットコイン流通量の4%にあたる860,000BTCを管理)を有している。

なお、今回の買収を受け、米Coinbaseへの管理権譲渡で顧客に同意を促したZapoの流れから、カストディアン内の大口送金も確認される可能性が指摘されていた。

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