バイナンス(Binance)のWeiboアカウントが、「法律と規制、Weiboの条約を破った」としてWeibo公式からブロックされた。中国メディアによると「バイナンスは最も重要なマーケティングポジションを失った」としている。

 

中国向けバイナンスOTCが原因か

Weiboとは中国版のTwitterにあたり、中国政府により検閲されているTwitterはVPNなどを介して回避しなければ中国本土ではアクセスできない。その代わりに中国ではWeiboが非常に人気であり、OKExやHuobiなどの中国系取引所も公式のWeiboアカウントを保有している。

今回のバイナンスのWeiboアカウントのブロックは、Weibo公式11月13日の夕方にされたという。このブロックにより、全ての投稿していたコンテンツとフォロワーがクリアされてしまったほか、リーク情報によるとバイナンスに対して厳しい厳罰が課される可能性があるとしている。中国メディアによると、今回のWeiboでのブロックはバイナンスがローンチ予定しているWechatとAlipayを介した人民元での仮想通貨OTC取引が原因ではないかと述べている。

 

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バイナンスの過去の動向

中国の中央銀行であるPBoCは2017年9月に、中国国内のICOと仮想通貨の人民元取引を禁止した。期限は9月30日までであったが、バイナンスは同年9月15日に即座に人民元の取引を停止し、既に2年が経過している。

2019年の7月にWeibo上で「バイナンスが中国人ユーザー向けにOTCを提供する」という報道がされ、10月9日バイナンスCEOのZhao Changpeng氏はAlipayとWeChat Payでの人民元での仮想通貨取引を公に認めたが、AlipayとWeChat Payは公式に否定し、ビットコインなどの売買にアカウントが関わった場合、サービスを停止するとまで述べている。

非常にグレーな中国の仮想通貨業界の爆弾を踏んでしまった可能性のあるバイナンスだったが、10月24日に中国主席の習近平氏による

 

「コアテクノロジーの独立したイノベーションの重要な突破口としてブロックチェーン技術を採用し、それらのキーとなるコアテクノロジーを中心に投資することでブロックチェーン技術の開発と産業革命の加速する必要がある」

 

という中国政府の見解から、中国は仮想通貨の取引禁止を撤回する可能性が考えられていた。バイナンスはWeiboという中国最大の広告を失ったことで、中国人向けOTCの行方が不明となりそうだ。

 

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参考:币安回国受阻 官方微博被封

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