中国軍部とつながりのある企業が認定

中国陸軍と繋がりもある北京のブロックチェーン企業「PeerSafe」が、Hyperledgerによる認定プログラム「HCSP(Hyperledger Certified Service Providers)」に認定されたことが分かった。同プログラムは、IBMやアクセンチュアなど5企業の認定を行なっている。

HCSPは、ブロックチェーン技術を模索している他の企業に対してサポート、コンサルティング、トレーニング、インストール、トラブルシューティングなどの専門的なサービスを提供することを認めるプログラムだ。米国のIBM、アクセンチュア、チェーンヤード、中国のAnt Financialの4企業のみの認定で、新たにPeerSafeが加わった。

PeerSafeは、ブロックチェーン技術の特許数でトップ3に入る企業であるが、これまで軍事面との関与は知られていなかった。

この発表の4か月前に民間と軍事の両方の目的に使用できる技術に投資している基金である「上海民間軍事統合開発基金」からシリーズCの資金調達を実施、軍や政府機関のクライアントと深い関係性を持つようになった事が明らかになった。

なお、中国軍はブロックチェーン技術を使用して機密情報と通信の保護し、軍事訓練のパフォーマンスの評価、物流の監視を行う取り組みにも着手している。

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