ビットコイン(BTC)市況
米中関係の悪化に伴い、日経平均株価が急落。8000〜8200ドル付近の狭いレンジ内で推移するビットコイン(BTC)は引き続き局面にある。

仮想通貨市況

日経平均株価は続落、前日比344.45円安の22,803円まで下落した。

香港情勢悪化に伴い、米国が関連法案で介入姿勢を強めるなどしたことで米中関係の緊張が高まった。

米議会上院は19日、香港での人権尊重や民主主義を支援する「香港人権・民主主義法案」を全会一致で可決した。これに対し、中国側が報復措置をちら付けせるなど猛反発しており、難航している米中通商交渉への悪影響が懸念されている。

当事国である香港株もハンセン指数が下落するなど、先行き不透明感を警戒する投資家の売りが広がった。

しかしその後、中国の劉鶴副首相が、第1段階の米中通商合意に「慎重ながらも楽観的」と言及したと伝わると、先物が急騰。中国発のヘッドラインが短期筋を動かしており、不安定な相場が続いている。

Canaan IPO

仮想通貨を採掘(マイニング)するための機材であるマイニングリグを製造するCanaan Creativeが、本日21日(日本時間23時)にIPOを実施する。

米NASDAQ上場に関する現地写真をあげた中国事情通のDovey Wan氏は、直接ビットコインを購入できない多くの機関投資家の代用品としても機能する可能性があるため、Canaanの株価推移は重要になるとコメント。

BitmainがすぐにIPOを実施する見込みがないことから、直近数ヶ月間で唯一の選択肢になるとした。

ビットコイン(BTC)市況

ビットコイン(BTC)は、前日比0.38%安の87.9万円(8110ドル)と横ばい。

21日の1:00の4h足が、8,250ドル付近の戻り高値で上髭になっており、下値支持線8,000ドルとのレンジが意識されている。このまま割込まずに推移してトレンドラインを上抜けることができれば、8,400〜8,500ドルを目指すシナリオも見えてくるが、現時点では大局下目線を脱却できずにいる。

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