現物決済ビットコイン先物を米国で提供するBakktは、11月13日にニューヨークで行われたカンファレンスで詳細を明らかにしたUSDキャッシュ決済のCFDビットコイン先物のローンチを正式に発表。12月9日にICE Future シンガポールでのローンチを予定しているという。

 

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ICE Futureシンガポールでのビットコイン先物正式決定

本日22日、Bakktは親会社であるインターコンチネンタル取引所の先物を取り扱うICE Future U.S.のシンガポール金融庁の規制下にあるICE Futureシンガポールでのビットコイン先物のローンチを正式に発表。

このビットコイン先物はICE Future U.S.で現在提供しているビットコイン現物決済されるものと違い、CMEのビットコイン先物同様に差金決済で行われる先物だ。決済はUSDで行われ、現在の現物決済ビットコイン先物とは異なるプロダクトとなる。

 

現物決済ビットコイン先物をベースとしたCFD

このビットコイン先物の特徴として、決済は米国で提供しているマンスリー現物決済Bakktビットコイン先物(ティッカー:BTM)のデータを元に決済されるという。ICE FutureシンガポールのCOOでなおかつICE Clear シンガポールの社長であるLucas Schmeddes氏は

 

「Bakktの提供する新たなCFDビットコイン先物は、ビットコイン市場から効率的にヘッジと利益を教授する最適な方法をアジアと世界中の投資家に提供する」

 

と述べている。シンガポールの規制当局は2019年11月29日までにBakktにより提出されたビットコイン先物CFDの上場提案を競技し、承認された場合ICE Futureシンガポールは2019年12月9日にビットコイン先物CFDをローンチするとしている。

Bakktのビットコイン先物の出来高は1756BTCを記録し、日の平均が1000BTCに近づいており、さらにビットコイン先物のオプションローンチにより機関投資家の需要を満たす新たな市場となるだろう。また今月ローンチしたカストディでは銀行レベルのセキュリティによる世界トップクラスのサービスを提供するBakktの動くには今後とも目が離せないだろう。

 

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参考:ICE FUTURES SINGAPORE ANNOUNCES PLANS TO LAUNCH BAKKT BITCOIN (USD) CASH SETTLED FUTURES

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