電子マネー「Tマネー」の特徴やメリット、使い方を徹底解説!

EdyとSuicaの二強時代が続いていた電子マネー業界に新しい風が続々と吹き込んでいます。
電子マネー業界に新風を吹き込んだ立て役者の一人といえば、今回取り上げる「Tマネー」でしょう。ポイントの中のポイントとも目されるTポイント。
そのTポイントカードに電子マネー機能が加わったのがTマネーです。Tマネーのことをよく知らないという方のために今回はTマネーの特徴や他の電子マネーにないメリット、使い方を徹底解説します。

Tマネーの特徴は?

Tマネーとは株式会社Tマネーが運営するプリペイド電子マネーサービスです。
株式会社TマネーはTSUTAYAを運営するCCC系列のマーケティング株式会社が100%出資し、設立されました。Tマネーはコンビニ大手ファミリーマートやレンタル大手TSUTAYAで利用可能。通常はポイントが貯まらない自動販売機での支払いでポイントが貯まったり、決済金額とTマネー使用額の両方にポイントが貯まったりと他の電子マネーにはない独自の戦略を打ち出しています。

Tマネーを利用するメリット

店舗での決済がスムーズ

Tマネーは全国約19,000店舗で使用できる電子マネー。コンビニ大手のファミリーマートやドラッグストア大手のウエルシアで利用できます。
Tマネーは店頭やWEBでチャージすることもできますし、クレジットカードを登録しておけば自動でチャージすることも可能。Tマネーは店舗でカードを提示するだけ。スムーズに決済できるのがTマネーのメリットです。

自動販売機での決済にもポイントが!

自動販売機で使用できる電子マネーは数多くありますが、Tマネーならポイントが貯まります。カードリーダーが付いたキリン飲料自動販売機にてTマネー支払いで飲み物を買うとTポイントが加算。200円未満の商品なら1本につき1ポイント、200円以上300円未満の商品なら1本につき2ポイントが貯まります。

ポイントの二重取りが可能

Tマネーの特徴はポイントが二重に加算されるというところ。他の電子マネーは決済金額に対して一定割合がポイントとして加算されていきます。
一方、Tマネーの場合は購入金額に対して「ショッピングポイント」と「Tマネー決済ポイント」が二重に貯まります。ポイントが二重取り(ショッピング+Tマネー決済)ということは、通常の電子マネーに比べ「2倍」の効率でポイントが貯まるということ。特別なキャンペーンであればさらにポイントの上乗せもあり、効果的にポイントを貯められます。

「Yahoo!ショッピング」や「LOHACO」でお得に貯められる

Tマネーのメリットといえば、Yahoo!ショッピングやLOHACOでお得にポイントが貯められるこ。人気ポータルサイトのYahoo!は検索サイトからショッピングサイトへと発展。検索から購入へとスムーズに移行できることや出店数の多さで人気のショッピングモールです。また、LOHACOは事務用品大手のアスクルとYahoo!がタッグを組んで設立されたショッピングモール。日用品から雑貨までそろうことで有名です。両サイトではTポイントが効率的に貯まり、しかもそのポイントが買い物にそのまま使用できます。ポイント還元率は通常1%ですが、商品によっては還元率が高いものもあり、効率的にポイントを貯めることが可能です。

Tマネーの利用方法

店舗でチャージ

Tマネーを現金でチャージしたい場合は、店舗でチャージしましょう。ギフトカードを購入するという方法もありますが、利用者がチャージするのであれば対象店舗のレジでのチャージが便利です。チャージできるのはTSUTAYA、ファミリーマート、ウエルシアなどです。Tカードを提示し、チャージしたい金額をスタッフに伝え、現金を渡すだけでOK。チャージは1,000円単位で最大30,000円まで可能です。

WEBでチャージ

クレジット機能付きTカードを持っていれば、Tカードに付いているクレジットカードでWEB経由のチャージが可能です。WEBでチャージをすれば、店舗が閉まっていてもOK。時間と場所を選ばすにチャージできます
現金を用いることなくチャージできるこの方法。チャージされた金額はプリペイドされたマネーとして即座に使用できますが、同額がクレジットカードの利用料金として後から請求されますので注意して下さい。また、「Yahoo! JAPANカード(VISAブランドのみ)」「ファミマTカード(VISAデビット付きキャッシュカード)」「ソフトバンクカード」など一部カードはWEBでチャージには用いることができません

自動でチャージ

「自動でチャージ(以下、オートチャージ)」とは、Tマネーの残高が設定金額(利用者が最低限度維持したい金額)を下回った場合に自動的に一定金額が補充されるというチャージ方法です。もちろん、「自動」なので現金は不要です。
チャージは登録したクレジットカードから行われますが、登録できるのはTカードの一体化したクレジットカードのみです。
チャージは日中4時間から5時間ごとに実施され、設定金額を上回るまで自動的にチャージされます。このサービスを利用するためには事前登録が必要です。事前登録でオートチャージのチャージ金額(設定金額)を選択して下さい。金額はいつでも変更が可能です。
なお、「Yahoo! JAPANカード(VISAブランドのみ)」「ファミマTカード(VISAデビット付きキャッシュカード)」「ソフトバンクカード」など一部カードは自動チャージの対象外ですので注意が必要です。

ギフトカードからチャージ

Tマネーは「Tマネーギフトカード」からもチャージ可能です(この方法でチャージするにはYahoo! JAPAN IDが必要です)。ギフトカードは2種類あります。
一つは金額が予め設定されているもの。こちらはTSUTAYAの店舗(一部店舗を除く)で手に入ります。ギフトカードの設定金額は3,000円、5,000円、10,000円の3タイプです。一方、金額が自由に選べるタイプのギフトカードも販売されています。ファミリーマートとウエルシア(一部店舗を除く)で入手できるこのタイプは、3,000円から30,000円の範囲内であれば1円単位でギフト金額を設定可能です(金額は購入時に指定できます)。

チャージ方法は以下の通りです。
(1)Yahoo! JAPAN IDのTサイトにログインし
(2)チャージボタンをクリック
(3)ギフトカードのPIN番号(カード表面に記載)を入力
(4)「チャージ(入金)する」をクリックすれば完了

クレジットカードを持ちたくない人や、クレカ情報をネット上で入力したくない人、すでにギフトカードを保有している人におすすめのチャージ方法です。

Tマネーの口コミは?


Tマネーの特徴と使用方法がわかったところで、Tマネーユーザーの口コミに耳を傾けてみましょう。

・Tマネーが神のサービスのように見えてきました。
・近所のファミマがTマネーのキャンペーン。フライパンセットが当たった!

Twitter上では「キャンペーンでお得だった」という口コミが多数見受けられました。
キャンペーンは期間限定で気が付いたら「終わっていた」ということも少なくありません。
キャンペーン情報を逃さないためにも、Tマネーカードの公式サイトやTwitterの口コミをこまめにチェックしましょう!

Tマネーが使えるお店は?

Tマネーは全国約19,000店舗で利用可能
店舗は決済だけでなくチャージもできるお店と決済のみが利用できるお店の2タイプに分かれます。

決済・チャージ可能なお店

Tマネーの本家本元のTSUTAYA、大手コンビニチェーンのファミリーマート系列のお店(ファミマ!!、TOMONY〔駅ナカコンビニ〕)、ドラッグストア大手のウエルシア系列のお店(ハックドラッグ、ハッピー・ドラッグ、マルエドラッグ、ウエルシア・ダックス、ドラッグイレブン)、独自の戦略でマスコミ大注目の蔦屋書店などです。

もちろん決済のみ利用可能な店舗も続々と増えています。詳しくはTマネー公式サイトで確認して下さい。

Tマネーにはお得なキャンペーンも


Tマネーにはお起き加えて2タイプのキャンペーンが実施されています。
一つは「Tポイントがトリプルで貯まる」キャンペーン。
トリプルとはショッピングに基づいて貯まる「ショッピングポイント」、さらにTマネーを使用して決済した場合に貯まる「Tマネー決済ポイント」そしてキャンペーンに基づいて貯まる「キャンペーンポイント」の3種の還元が一体になっていることを指しています。

もう一つは「小売店が独自に提供する」キャンペーンです。
例えばTマネーが使えるファミリーマートの場合、水曜日と金曜日に設定されている「チャージの日」に5,000円をTマネーとしてチャージし、そのTマネーで5,000円分の決済を行えば、ショッピングポイント25pt(0.5%)、Tマネー決済ポイント10ポイント(0.2%)、「チャージの日」であればさらにボーナスポイント15ポイント(合計0.4%)、合計1.1%分のポイント還元が行われます。

コンビニやドラッグストアなど、比較的利用頻度が高いお店でこれらキャンペーンが実施されているのがTマネーの嬉しいところです。
詳しいキャンペーン情報はこちら

お得で便利!Tマネーを使いこなそう

Tマネーの特徴や使い方、他の電子マネーと比較した場合のメリットについて解説してきました。Tマネーは店舗での決済のみならず、自動販売機での決済でポイントが貯まったり、ポイントの二重に獲得できたりするなど他の電子マネーにはない独自のメリットがある電子マネーでした。Tマネーは特定の日や特定のサイトでポイントが多く貯まることもあり、今後の展開次第ではますます魅力ある電子マネーになる可能性を秘めています。今後の動きに目が離せない決済サービスの一つです。

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