マネーグラム、ODLを語る
仮想通貨XRPを介すODL(XRPを利用する流動性ソリューション)を実利用するマネーグラムのCEOが、XRPの保有状況やこれまでの利用実績を語った。(CNN番組)
More of the conversation with @MoneyGram CEO @walexholmes talking about the @Ripple partnership, corridor expansion, volume growth & maybe one day replacing the SWIFT payment system — those are large aspirations. $XRP pic.twitter.com/ACoxowG8yU
— Julia Chatterley (@jchatterleyCNN) December 17, 2019
XRP取り扱いについて語ったHolmes CEOは、個人としてXRPを保有しておらず、マネーグラム側も同様だと明かした。その他も仮想通貨に関しても、保有していないのが現状だという。
マネーグラムは、仮想通貨XRPを介する送金プロダクトのODLを採用する企業だが、仮想通貨の保有については、規制がネックになっているようだ。
新たな規制や報告制度があることから、ODLの送金時にはXRPをリタルタイムで売買していると説明した。
ODL送金は、国際送金時にXRPを介すことで、送金速度と為替変動リスクをヘッジする利点を持つ。送金に関わるリアルタイムのXRP売買には、仲介を行う仮想通貨取引所などとの連携が行われている。
ODLが5つのルートで稼働中
なお、ODLの利用実績については、前向きな見解を示している。
最初にはじめたODLの送金ルートは、米ドルとメキシコペソに限られていたが、今では5つのルートに拡大。中にはフィリピンペソやオーストラリアドルも含まれるという。
7月末にODLを導入して以降、ODL関連送金の送金頻度も増加傾向で、現時点までの累計送金高は1億ドルに達成したという。
しかし、この状況も未だ初期段階だとして、全体的な業績としてもほんの一部になるとコメント。流動性の面でそれを導入する企業・利用可能な市場の拡大によって、マネーグラムからのODL送金高も高まっていく考えを示した。
「マネーグラムは、ODLの導入・採用を積極的に促進している」
先月のカンファレンスSwellに登壇した際も、Holmes氏はODLの速度と流動性、および効率化を称賛していた。