ビューカードには定期券情報を入れて持ち歩くことができるので非常に便利です。
ですが、うっかりミスやトラブルに巻き込まれてビューカード定期券を紛失してしまった際はどうしたらいいのでしょうか。
今回は、万が一ビューカードをなくしてしまった際の再発行の流れなどを解説していきます。
紛失はしていないけど、急に使えなくなったといったトラブル時の発行についても解説していますので、いざというときに備えてチェックしておいてください。
ビューカードとは
ビューカードとは、Suicaと一体化させることができるクレジットカードであり、電車やバスを頻繁に利用することにとって使い勝手の良いカードとなっています。
Suica機能付きビューカードであれば定期券としても使うことができるため、クレジットカードとSuicaを1枚にまとめられるというのも大きなメリットの一つでしょう。
ビューカードのSuica定期券のメリット
Suica定期券付きビューカードはたくさんメリットがあります。ただのSuica定期券にはないメリットや、Suica定期券機能の無いビューカートにはないメリットが数多くありますので、一つ一つ見てみましょう。
Suica利用できる唯一のクレジットカード
Suica機能付きビューカードならではのメリットです。
実は、Suicaと一体化できるクレジットカードブランドはビューカードのみであり、ほかのブランドのクレジットカードはSuica機能がありません。
そのため、Suicaとしても利用できるクレジットカードを探している方には、このビューカードが特におすすめできるクレジットカードと言えます。
お得にポイントが貯まる
Suicaだとどれだけ使ってもポイントがたまらないというのが普通ですが、ビューカードであればクレジットカード機能付きであるため利用金額に応じてポイントが貯まります。
買い物などでの支払いだけでなく、Suicaへのチャージでもポイントを貯められるので、クレジットカードやSuicaをメインの支払い方法にしている場合はあっという間にポイントがたまるでしょう。
再発行も安心
磁気定期券を使っている場合、紛失しても再発行することができません。再発行や払い戻しを受けようと思うと磁気定期券現物を見つけ出す必要があるため、実質再発行できないものと考えるのが一般的です。
ですが、ビューカードの場合は所有者の個人情報を確認(身分証明書などを使用します)することで再発行することができるため、せっかく購入した定期券が無駄になることがありません。
年会費が安い
ビューカードは他のクレジットカードと比べると年会費が比較的安めです。
ほとんどのビューカードの年会費が1000円未満であり、1000円を超えているものも消費税の都合で1000円オーバーになっているものがほとんどです。
ランクの高いゴールドカードは別ですが、通常のビューカードを利用する場合は年会費が気になることはまずないでしょう。
ビューカードのSuica定期券の再発行方法
非常に便利なビューカードですが、何らかの理由で再発行しなければならない場面が出てくるでしょう。
・カード不良や破損があった場合
・不正利用があった場合
・ビューカードを紛失した・盗難にあった場合
こういう場合、どういう流れで再発行手続きまで進めればいいのか理解していますか。
いざ紛失してしまったり使えなくなったりしてしまうとパニックになってしまう可能性があるので、事前に再発行の流れを知っておきましょう。
今現在ビューカードが使えなくなってパニックになってしまっている方も、一度冷静になって自分がどの症状に当てはまっているかチェックして下さい。
カード不良や破損があった場合
何度タッチしても改札でエラーになる、支払いがうまくいかないという場合です。
この症状の場合は大体急に使えなくなることが多いため、焦ってしまうかもしれませんが、ゆっくり落ち着いて以下の流れに沿って再発行手続きを行ってください。
再発行方法
再発行を行うには以下の手続きが必要です。
Suica機能停止から磁気定期券発行
ビューカードのSuica定期券を再発行するには、Suica機能を停止して磁気定期券を発行する必要があります。
- 駅の改札やみどりの窓口にて駅係員に「障害でのSuica機能の停止」と「Suica利用停止通知書」がほしいことを伝える
- 駅員側での処理が完了後、「Suica利用停止通知書」が発行される
- ビューカードに登録している住所宛に「鉄道定期券再交付申請票」が送付される
- 再び、みどりの窓口に次の必要書類を持って向かう
・ビューカード
・鉄道定期券再交付申請票
・Suica利用停止通知書 - 破損したビューカードの定期券情報が反映された新しい磁気定期券が発行される
この磁気定期券は発行された段階で使用できるようになっています。
ここまでがSuica機能を停止から磁気定期券の再発行方法です。
新しいビューカードの受け取りから定期券情報の移し替えは以下の手順で行います
定期券情報を移し替える
「Suica利用停止通知書」を受け取った日(Suicaの利用を停止した日)から約10日前後で新しいビューカードが簡易書留で送られてきます。
- 新しいビューカードと再発行した磁気定期券を持って多機能券売機に向かう
- 新しいビューカードを挿入し、画面の案内に従って磁気定期券の定期券情報をビューカードに移し替える
- 完了後ビューカード裏面に定期券情報が直接印字される
ここまで進めれば定期券情報を含むビューカードの再発行が完了です。
カード不良や破損だけで紛失しておらず問題のビューカードを所有している場合、不正利用される心配はないので焦る必要はありません。
手続きの中に郵送書類やクレジットカードが含まれている関係で数日かかってしまうので、日ごろから気を付けてビューカードを取り扱いましょう。
不正利用があった場合
何らかの理由でカード情報が流出して不正利用されてしまうトラブルに巻き込まれたときの対処法について紹介します。
再発行方法
不正利用を確認した場合、至急カード会社にカードを止めてもらいましょう。カードさえ止まれば退会する必要はありません。
カードを止めたらみどりの窓口や駅の有人改札に行き、「カードの作り変えのためにカード会社からSuicaの停止をするように指示があった」ことを伝えてください。
手続きの都合上、ビューカードの再発行にはSuicaの利用を停止する必要があるため、必ず行ってください。
その後の流れはカード不良や破損があった場合の手続きと同じです。
カード会社への連絡とSuicaの利用停止をしたあとは直前で解説した「カード不良や破損があった場合」の解説を参考にしてください。
ビューカードを紛失した・盗難にあった場合
ビューカードを紛失したり盗難にあった場合の対処法を紹介します。すぐに再発行できるわけではないのでできる限りに無くさないようにしましょう。
再発行方法
ビューカード紛失・盗難に遭ってしまって現物を持っていない場合、すぐに紛失・盗難デスクに連絡を入れてビューカードの利用を止めてもらいましょう。
03-6685-4800
24時間対応・年中無休
紛失・盗難デスクへ連絡した翌日以降にを次の必要書類を持参してみどりの窓口に向かいます。
・紛失・盗難デスクで案内された17桁の整理番号
・運転免許証などの公的証明書
・手続き費用:1020円(預り金(デポジット)500円+実質再発行手数料520円(税込み))
そのままみどりの窓口にて「定期券機能の付いたビューカードを紛失したのでを再発行したい」ということを伝えて手続きを行なってください。
手続きが問題なく完了すると、紛失したビューカードに入っていた定期券情報とSuica残高が反映されたSuicaが渡されます。
新しいビューカードが届くまでは10日前後かかるので、それまでは手続き時に渡されたSuicaを使うようにしましょう。
ビューカードが届いたら駅の多機能券売機に新しいビューカードと発行してもらったSuicaを持参します。
あとは多機能券売機の案内に従ってSuicaの情報をビューカードに発行返えしてください。
これで、Suica残高や定期券情報が反映されたSuica定期券機能付きビューカードが手元に戻ってきます。
ビューカードのSuica機能停止・退会(解除)方法
ビューカードを使っていて何らかの理由でSuica機能を停止したい場合について紹介します。また、ビューカードとSuica機能の連携を解除する方法もあるのでそちらも紹介していきます。
Suica機能停止手順
こちらは、ひとつ前の「ビューカードのSuica定期券の再発行方法」のSuica機能停止を参考にしてください。
Suica機能退会(解除)手順
ビューカードとSuicaのリンクを解除するには、駅に設置されているATM VIEW ALTTE(ビューアルッテ)で行います。
- ATM VIEW ALTTE(ビューアルッテ)に向かう
- 「Suicaのリンク」を選択
- 「リンク解除」を選択
- リンク解除したいSuicaを挿入
- 注意事項を読み、問題ない場合は「確認」をタッチ
- Suicaと利用明細票を受け取り、完了
ビューカードのSuica定期券はもしものときも安心!
これまで磁気定期券を購入して利用していた方はこの機会にビューカードでSuica定期券の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
今回はビューカードのSuica定期券の再発行方法を紹介しましたが、もしも何らかのトラブルに巻き込まれたときはしっかりしたサポートで対応してくれます。トラブルに巻き込まれて不安や焦りはありますがビューカードのSuica定期券ならそんなトラブルのときも安心して利用することができます。もちろん安全性だけでなく、オートチャージ機能やポイント還元などクレジットカードならではのメリットも多いので、気になる方はビューカードを利用してみてください。