世界最大手の仮想通貨取引所であるバイナンス(Binance)の研究部門であるバイナンスリサーチが1月22日、2019年のビットコイン(BTC)の市場優位性や仮想通貨の相関関係レビューを発表した。このレビューではバイナンスの独自通貨であるバイナンスコインを始め、ビットコインやイーサリアムなど20銘柄について分析している。
ビットコインのドミナンスは52%から68%に上昇
今回の発表によるとビットコインの市場優位性は、第3四半期にピークに達して第4四半期に徐々に低下した。2019年1月のビットコインの市場優位性は52%、9月に69%、2020年1月に68%となっている。
なおバイナンスのみに限定したビットコインのドミナンスでは、1月1日に20%近くから始まっている。3月には一時的に10%まで低下したものの、その後は増加傾向が続き、最高で45‐50%に上昇している。その後は年末まで約40%を維持する結果となっていた。
最大相関資産はイーサリアム、最小相関資産はコスモス
今回の発表では、仮想通貨20銘柄の相関関係についても解説されている。2019年1月1日から2020年1月1日までの20銘柄の相関関係では、イーサリアムが0.69で最大だった。
なおイーサリアムの第1四半期と第2四半期の相関関係は0.66で、第3四半期には0.76、第4四半期には0.75となっていた。
最も低い相関関係はコスモスの0.31だった。チェーンリンクは0.32、テゾスが0.4である。今回の発表によると、コスモスが他の仮想通貨と相関関係が低かった理由として上場時期を挙げている。コスモスは2019年第1四半期にの終わりに上場している。
参考
・2019 – Annual Crypto-Correlations Review
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文:かにたま