ビットコイン100万円を突破

仮想通貨市場は29日、ビットコインが再び100万円の大台にトライ。3度目の挑戦で100万円を上抜けると、2分間で1万5千円幅の急伸、前日比4.1%高の102万まで高騰した(bitFlyer)。

なお、高騰の勢いを強めた28日には、8600〜8700ドルのレジスタンスのほか、一目均衡表の4h雲や200日移動平均線を上抜ける動きが確認された。

半減期も目前に迫る中でハッシュレート推移や採掘難易度調整など各種指標でも、莫大な資金力を有する大口マイナーたちが強気姿勢を維持。100万円の大台突破を後押しした。

ビットコインの高騰を受け注目されたのは、新型肺炎が中国などの実体経済に与える影響が懸念されたことで下落する株式市場との逆相関だ。

世界景気への下押し圧力が意識される中、安全資産としての金も買われており、中東リスクが高まった1月8日以来の高値を更新。金とビットコインの相関指数も過去と比較して高い数値を記録するなど、安全資産としての注目度も高まった。

新型コロナウイルスの国際的な感染例のほか、中国春節も重なったことで、影響が警戒されたのは、仮想通貨関連事業や市場も同様だ。しかし、29日の報道によれば、中国の地理的な状況や、機械を中心とした産業でなる仮想通貨マイニングへの影響は軽微、と中国国内マイニング業者が証言するなど、前向きな発言が業界内から相次いだ。

関連:マイニング、新型肺炎は影響せず 中国採掘業者

マイニング関連では28日、ビットコインの採掘難易度が3度目の上方修正で4.67%高に。難易度調整後もハッシュレートは依然高値を維持する状況で、次回の採掘難易度推移でもプラス傾向を示している。

出典:BTC.com

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