謎を解いてビットコイン(BTC)獲得、アーティストが壁画を公開

パリ在住のアーティストが1月7日、路上に描いた壁画に1,000ドル(約11万円)相当のビットコイン(BTC)が手に入る謎を隠したと発表していたことが分かった。

謎を解いてビットコイン(BTC)を獲得

この作品を制作したPascal Boyart氏のツイッターの投稿によると、この壁画はビットコインの最初のブロックである「ジェネシスブロック」が2009年1月3日に誕生から今年で10周年を迎えたことを記念して製作されたという。

Boyart氏のブログによると、この壁画の具体的な場所は明らかにされておらず、パリ市内にあるとされている。「ストリート・アート・トレジャー・ハント」として、この壁画を探し出し、隠された謎を解くと0.26BTC(1月8日時点で約11万円)を受け取ることができる。ただし、画像ではなく実際に絵の前に立たないと壁画の謎は解けないという。

また賞金が保管されているウォレットのアドレスはBoyart氏のツイッターとブログに投稿されており、執筆時点では0.2874245BTC(約12万円)が保管されている。

過去にも仮想通貨関連した作品を発表

Boyart氏が今回発表した壁画では、ウジェーヌ・ドラクロワ (Eugène Delacroix)が1830年に起きたフランス7月革命を主題にした「民衆を導く自由の女神」をモチーフに現代のフランスが描かれ、2018年11月にフランスで始まった政府への抗議活動である黄色いベスト運動に参加する人々が描かれている。

またBoyart氏作品の中には仮想通貨に関連したものもあり、2018年には「Who’s Satoshi(サトシは誰か)」というシリーズの作品を発表。1ドル札を使用し、ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトではないかと噂されたハル・フィニー(Hal Finney)氏やドリアン・ナカモト氏の肖像画を製作している。Boyart氏は以前から自身の作品にQRコードを記載して、ビットコインでの寄付を募っていたことで知られている。

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参考
Pascal Boyartブログ

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