制裁回避のために仮想通貨の利用を要求

イラン革命防衛隊の司令官Saeed Muhammad氏が、制裁を回避するために仮想通貨(暗号資産)の利用を要求していることが分かった。

Muhammad氏は「我々は制裁を回避するために、より精巧な仕組みを要求する。そのために仮想通貨の利用を促進して欲しい」と発言。多面的な金融システムを望んでいる

イランは1979年より、米国の制裁対象にされたきた。ここ数年、複数のイラン当局が制裁への対策として仮想通貨の利用を提案している。

昨年12月にはHassan Rouhani大統領が、米ドルの代わりにイスラム教国間の取引で利用する仮想通貨の発行を提案。「米国は他国を横暴に支配し、圧力をかけるための手段として経済制裁を利用している」と訴えた。

関連イランがイスラム教国共通の仮想通貨発行を提案

イランの仮想通貨の専門家は地方政府に対し、「ビットコインは誰の制裁も受けない」と説明しているという。「米政府だけでなく、他の政府や金融機関からも自由なのだ」と語っていると、ニューヨークタイムズが報道した。

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