ビットワイズ(Bitwise)が新たなビットコインETFを申請、「2019年はETFの年に」

2017年に創業した仮想通貨のインデックスファンドのBitwise Asset Management(ビットワイズ・アッセット・マネージメント)が1月10日、新たなビットコインETF(上場投資信託)を米証券取引委員会(SEC)に申請したことを発表した。

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「2019年はビットコインETFが始まる年に」

同社が申請したETFは、子会社であるBitwise Index Services(ビットワイズ・インデックス・サービス)が開発したBitwise Bitcoin Total Return Indexをトラックすることになるという。

またプレスリリースによると、これまで申請されてきたビットコインETFと違う点について、BitwiseのETFは、規制されたカストディアンがビットコインの現物を保管し、インデックスは多くの取引所の価格に基づいてたものであるとしている。今回のETFが承認されれば、ニューヨーク証券取引所(NYSE)のNYSE Arcaに上場される予定。

Bitwiseの上場投資信託グローバル統括責任者のジョン・ハイランド(John Hyland)氏は、今回の申請に関して、「申請が認められるかどうかの確証はないが、2019年はビットコインETFが始まる年になると考えている」とのコメントを発表している。

1年をかけ問題を研究し、承認に自信

リサーチグローバル統括責任者のマット・ホーガン(Matt Hougan)氏は、「SECはこれまで、仮想通貨の取引エコシステムの質や価格の信頼性、アービトラージ機能、カストディの堅牢性などについて適切で思慮に富んだ疑問を投げかけてきた。われわれは1年をかけこれらの問題について研究し、これから承認に向けてSECの職員と議論できることを楽しみにしている」と述べている。

2018年に期待されていたビットコインETFの上場は実現せず、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が申請しているVanEckのETFの承認は2月末に最終的な判断が下される予定。

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参考
Bitwise Asset Management

文:Akihiko Hirata@akkyhira

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