【墨汁速報】ビットコインデリバティブBitMEX 同社の投資家により約325億円の訴訟を起こされる

イーサリアム開発スタートアップのConsensSysと4大監査法人のEYは、マイクロソフトやAMD、Maker DAOなど含む14のスタートアップや企業と提携。エンタープライズグレードでのイーサリアム活用の新たなプロジェクト”ベースラインプロトコル(Baseline Protocol)”を発表。

 

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ベースラインプロトコルとは?

ベースラインプロトコルは、EEA(エンタープライズイーサリアムアライアンス)のイーサリアムベースとしたプライベートネットワークではなく、イーサリアムのメインネット上に展開される新たなプロジェクトだ。ベースラインプロトコルでは、イーサリアムを介して安全かつ匿名なビジネスを低コストで行うことができる。

イーサリアム上ではコントラクトを一度デプロイしてしまえば低コストなガス代をETHで支払うことで利用できるが、基本的にデータをオンチェーン上でライバル企業にも公開してしまうという問題がある。ベースラインプロトコルでは、企業にとってセンシティブな情報をオンチェーン上に残すことなく、匿名かつ複雑な活用が可能となるのだ。

この取組はイーサリアムファンデーションとエンタープライズイーサリアムアライアンスにより創設、されたイーサリアムオアシスプロジェクトにより管理される。

 

イーサリアムのより本格的なビジネス活用

EYのPaul Brody氏は

 

「この2年間EYはパブリックブロックチェーン上でのセキュアで匿名なトランザクションの技術水準を促進するために取り組んできた。この取組はエンタープライズディレクトリとプライベートビジネスロジックとのギャップを埋める基盤となり、企業はイーサリアムを高いセキュリティとともにエンドツーエンドプロセスとして利用することができるようになる。」

 

と述べている。またConsenSysのJohn Wolpert氏はブロックチェーンはトランザクションを記録する場所のように考えられているが、イーサリアムをミドルウェアとして利用できるとしたら?と述べている。

イーサリアム新たな時代の幕明けか

またマイクロソフトのYorke Rhodes氏は

 

「マイクロソフトはイーサリアム上で情報セキュリティを損なうことなくエンタープライズクラウドスケールの原理をソリューションに組み込んでいる。ベースラインプロコトルは長年顧客やパートナーが利用してきたプロダクトの価値を高めつつ、企業が注目せざるを得ないソリューションを得る機会を与えるのに役立つだろう。」

 

と述べている。イーサリアム上ではDeFiの利用がさらに増える中、Aztecのゼロ知識証明を活用した匿名送金やEYのNightfallなどが広く研究開発されており、2020年はより大きな規模での開発が進むことが期待できるだろう。

既にベースラインのコードはテストグループに先行公開されており、公には3月中に公開されるとしている。

 

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参考:EY and ConsenSys Announce Formation of Baseline Protocol Initiative to Make Ethereum Mainnet Safe and Effective for Enterprises

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