社会貢献の見える化へ

日本発のトークンプロジェクト「actcoin」は新型コロナウイルスの影響によりイベント等の延期や取り止めが相次ぐ中、オンラインイベントをアクトコインで実施する組織に対し、活動支援金を提供することを発表した。

プロジェクトオーナーがZoomスカイプなどのツールを用いてオンラインイベントを開催すると、プロジェクトの参加者数×100円の活動支援金という形で提供。オーナーがNPOである場合は寄付の形をとる。期間は4月30日までになっている。

アクトコインとは

アクトコインは企業やNPOといった組織がプロジェクトオーナーとなり、ユーザーははそれぞれの社会貢献プロジェクトに参加することができる。また、プロジェクト等に参加・賛同することで社会貢献を行い、その貢献に応じてアクトコインを獲得することができる仕組みだ。

将来的にはコインを寄付したり、支援に使うほか、エシカルな製品と交換できる仕組みも検討しているという。

総発行量は2030億枚で、現在1500万枚ほどが発行済みだ。

社会貢献活動を普及させるうえで課題となっているのは、主催団体や活動に関する情報が不足しているという現状だ。アクトコインではプロジェクトオーナーの情報なども記載し、社会貢献がより手軽にできる環境作りを目指している。

また、貢献に応じてコインが貯まるため、モチベーションの向上にもつながり得る。

国連の掲げるSDGsや「ESG投資」などエシカルな取り組みへの注目は年々高まっている。社会貢献活動の普及を促進する可能性をアクトコインは秘めているではないか。

参考:アクトコイン

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