仮想通貨ウォレットの2getherが女性ユーザーの実態を調査

仮想通貨企業のトゥギャザー(2gether)が3月16日、ツイッター上にある同社のアカウントで女性ユーザーの仮想通貨の実態調査の結果を発表した。なお同投稿によると今回の調査は、毎年3月8日の国際女性デーを記念したものである。

女性ユーザーは全体の23%

2019年4月から2020年2月までの11カ月かけて行われた今回の調査は、EU参加19カ国およびアンドラ、モナコ、サンマリノの合計22か国の5,000人の女性を対象にしている。年齢や職業および仮想通貨に関する複数の項目の調査が行われた。

この調査によるとトゥギャザーの女性ユーザーは、全体の23%を占めている。女性ユーザーの年齢層を見ると36‐45歳が28%と最も多く、次点は26‐35歳の25%だった。残りは年齢層では18‐25歳が17%、46‐55歳が18%、55‐65歳が9%、65歳以上が3%である。

また職業別で見ると、サービス部門の専門家が21%で最多となった。次いで弁護士、会計士、エコノミストが16%、無職および退職者が15%である。学生のユーザーも12%存在する。以降は医者および看護師8%、教師5%、オペレーターおよび運送業者4%となっている。

使用通貨はビットコイン(BTC)が人気

今回の調査では、トゥギャザーの女性ユーザーの取引や支払いの実態にも迫っている。実際に取引された銘柄ではビットコイン(BTC)が64%と最も多く、次点がイーサリアム(ETH)で22%だった。以降はイオス(EOS)3%、ビットコインキャッシュ(BCH)2%、エイダ(ADA)2%、ウェーブス(WAVES)2%、その他5%となっている。なお女性ユーザーの平均取引額は432.11ユーロ(約5万1,449円)である。

またトゥギャザーではビザカードを発行しており、このカードを使っての支払い方法では、ユーロ支払い80%に対して仮想通貨支払い20%という結果になった。支払いに使用した銘柄は、ビットコイン69%、イーサリアム30%、その他1%である。

支払いに使った銘柄にそれぞれの時価総額を加味すると、イーサリアムはビットコインよりも頻繁に使用されていると今回の調査で判明した。女性ユーザーによる仮想通貨の使用用途では、食料や雑貨が37%で最も多い。以下は交通17%、金融および投資15%、レジャーやレストランおよび娯楽が12%だった。

参考
Profile of female cryptocurrency users

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文:かにたま

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