ビットコインの真価を試す絶好の機会

大手仮想通貨取引所BitMEXは、仮想通貨市場に関するレポートを公開。金融市場に見られるコロナクラッシュは、ビットコインの歴史上最も大きなチャンスで、真価を試すものになるとコメントした。

BitMEXリサーチは、コロナウイルスの影響による金融市場について分析。その中で、現在の状況は2008年のリーマンショックや1991年の日本で発生したバブル崩壊、1929年の世界恐慌などと並ぶ金融危機を誘発する可能性を指摘。中央銀行による金融緩和政策や政府の財政出動が盛んに行われる結果として起こりうるインフレーションが、「勝者」を決定すると論じた。

ビットコインにとっては、価値を試すことのできる絶好の機会になるという。

我々の見方では、経済体制が変化し、経済・金融市場が緩む中で、それを支えるものは何も見当たらず、インフレーション・ターゲティングすらもない。

これまでのビットコインの歴史上、もっとも大きなチャンスとなり得る。

以前にもBitMEXリサーチは、コロナショックが影響を与える金融市場について指摘している。

BitMEXリサーチは、1929年ウォール街大暴落、1973年石油危機、1987年ブラックマンデー、1991年日本不動産バブル崩壊、1992年ブラック・ウェンズデー(ポンド危機)、1997年アジア通貨危機、2000年ドットコムバブル、2007年世界金融危機の一連の株価暴落に、コロナショックが仲間入りしたと述べていた。

コロナウィルスの感染拡大は、予期せぬものだとしながらも、低金利政策や、ボラティリティの抑制、買い手側のレバレッジの拡大によって、金融市場は根本的な脆弱性を持っていたともBitMEXリサーチは指摘した。

BitMEX Research

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