
インターネットショッピングや海外でも使えるカード、「デビットカード」は便利で利点が多いと聞いているけど、デメリットはどんなものがあるの?注意点は?どのような人がデビットカードを作成するのにおすすめなのかと疑問に思う人は多いと思います。そこで、この記事ではデビットカードのメリットデメリットや注意点について説明していきます。
デビットカードとは?
デビットカードとは、買い物やレストランなどの飲食時の支払いに使えるカードです。クレジットカードと異なり、口座から即時引き落としされるのが最大の特徴です。クレジットカードと違い、カードでの支払い時に決済分がそのまま口座から引き落とされるので、お金の使いすぎを防止しすることができます。後述しますが、審査が基本的に不要でオンラインでの発行もできるので、クレジットカード等を保有していない人でも作ることができます。
デビットカードのメリット・デメリットを動画でまとめて解説!
これまで説明してきたように、デビットカードはクレジットカードとは異なる利点や注意点があります。
YouTubeでもわかりやすく解説しているのでぜひご覧ください。
デビットカードのメリット
ここからはデビットカードのメリットについて説明していきます。
発行に審査が不要
デビットカードは(建て替え払い機能付き以外)原則カードを発行するための審査がいりません。なので、通常はクレジットカード等の審査に通りづらい方や審査に不安を抱いている人でも作ることができます。クレジットカードはその事後決済の仕組みから、借り入れが発生するので審査がありますが、デビットカードは即時決済で代金は紐づいた口座から支払われますので、審査がいりません。
お金の使い過ぎの心配がない
前述しましたが、デビットカードは即時決済で紐ついている銀行口座の残高から代金が支払われます。クレジットカードと異なり、口座に残高がなくても決済ができるわけではないので、現在持っていないお金に対して使いすぎるということはありません。あくまでも、口座の残高の範囲内でしか使うことができないので、お金を必要以上に使いすぎる心配がなく、信用事故につながる可能性もありません。
お金の管理が簡単
デビットカードは使った分だけ銀行口座に記録されます。利用分が通帳に記帳されますので、銀行口座を確認すれば何にどれだけ使ったか確認することができ便利です。現金を引き出して買い物をする場合、レシートや領収書を管理して家計簿等をつけないと現金の実際の利用分はわかりません。デビットカードの場合は口座を確認すると、いつ、何にお金を使ったかひと目で分かります。
現金を引き出す必要がない
デビットカードで決済ができるので、多めに現金を持ち運ばなくても良いという利点があります。キャッシュカードで現金を引き出す必要がなくなりATM手数料等がかかっている場合はその節約にもなります。お金を頻繁に引き出しに行く必要がないのは、時間の使い方から見てもとても良いメリットです。
海外でも使用できる
デビットカードは加盟店であれば、海外での買い物にも使用できます。さらに、海外ではクレジットカードで支払いや現地通貨をキャッシングすることで手数料を安く現地通貨を換金することができますが、デビットカードでも同様のことができます。(デビットカードの中には海外で使用できないものもあります)海外旅行等に頻繁に行く方には魅力的ではないでしょうか。
ポイントが付与される
カードの発行元(各々の銀行)にもよりますが、デビットカードは使用するとポイントが付与されるものが多いので、現金で決済するよりもポイント分お得です。後述しますが、クレジットカードのポイント還元率の方が高い場合がほとんどです。
作成できる年齢制限が低い
デビットカードは15歳から作ることができます。カード発行会社によって年齢制限は様々ですが、クレジットカードを持てない高校生でもデビットカードを作成することができるので、インターネット決済に困っている高校生や海外留学に行く高校生も安心して利用できます。最初の決済用のカードとして持つのであれば、デビットカードの方が安心ではないでしょうか。
デビットカードのデメリット
ここからはデビットカードのデメリットについて説明していきます。
分割払いやリボ払いができない
前述の通り、デビットカードは都度払い・一括払いのみ対応しています。クレジットカードのように事後決済ではないので、分割払いやリボ払いには対応していません。大きな買い物や分割払いで品物を購入したい場合は、クレジットカードを使用しましょう。
利用できない店舗やサービスが一定数存在する
デビットカードには一部使用できないサービスや店舗があります。代表的なものは、高速道路料金やガソリンスタンド、飛行機の機内販売などです。さらに、そもそもVISAなどの契約店ではない店や現金決済しか対応していないお店などでは使用することができません。この点はデメリットと考えて良いでしょう。
補償額の上限が低い
クレジットカードと比較すると、デビットカードは盗難や紛失をしてしまった際の補償額の上限が低い傾向にあります。原則審査のないカードなので補償額が少ないのは仕方がありません。例外的に補償額が高めに設定されているデビットカードも存在します。カードの発行会社や種類にもよりますが、保証限度は100万円のものが多いです。
クレジットカードと比較するとポイント還元率が悪い
デビットカードは現金決済と異なり使用分にポイントが付与されますが、クレジットカードと比較するとポイント還元率は低いです。クレジットカードでは分割払い等の金利を使用者のポイント還元に充てているのに対し、そもそもデビットカードの利用では分割払いやリボ払いがないので、ポイント還元の原資がないのが理由です。現金よりもポイント還元ができますが、クレジットカードには及ばないことを覚えておきましょう。
クレジットヒストリーが作れない
クレジットヒストリーとはその人の信用力を測るための、過去に利用したクレジットカードやローンの返済履歴のことです。クレジットヒストリーを良好に保つことによって限度額が上の高ランクのクレジットカードの審査に通ったり条件の良いローンを組むことができます。デビットカードを利用していてもクレジットヒストリーは蓄積されません。高ランクのクレジットカードを作成したい人やクレジットヒストリーを改善したい人にはデメリットと言えるでしょう。
デビットカードの注意点
デビットカードのメリット・デメリットについて解説してきました。ここで、デビットカードの注意点を確認してみましょう。
デビットカードはVISAやJCBなど種類があり、発行会社によってサービスや保証・ポイント還元率は違います。自分の使用用途によって、自分にぴったりなカードを選びましょう。
デビットカードおすすめ3選
BITDAYS編集部がおすすめするデビットカードを紹介します。
デビットカードはメリットを活かして使用しよう
デメリットにも触れましたが、それでもデビットカードはおすすめです。デメリットを差し引いても余りあるメリットがあるからです。現金を下ろす手間が省けることや使いすぎることがないのは大きなメリットと考えて良いでしょう。クレジットカードを保有していない人はもちろん、保有している人でもクレジット決済を利用していて日々の生活の支出を上手に管理できないという人など、この機会に作成を検討してみてはいかがでしょうか。