デビットカードはApple Payで使える?使い方・メリットを合わせて解説

iPhoneを新調した方や買い替えを検討している方の中には新しくApple Payを利用してキャッシュレス生活をおくりたいと検討している方は多いのではないでしょうか。
この記事ではデビットカードをApple Payで使う方法について解説します。

デビットカードについて詳しくはこちら

デビットカードとは


「デビットカード」は銀行などのカード発行会社が発行する現金に近い性質を持ったカードで、買い物や飲食店の支払いに使用することができます。
デビットカードで決済すると、即時に紐付けされた決済口座に反映されお金が引き落とされます。クレジットカードと違い、残高内の金額でしか決済をすることができません。借り入れといった機能がないので、基本的には15歳以上であれば無審査で発行することができます。
海外のショッピングやネットショッピングでも利用でき、お金を使いすぎる心配もないので、安心して作ることができる決済カードと言えるでしょう。
オンラインで作成することができスマートフォンのアプリで使用状況や対応口座の残高確認もできるので、Apple Payとの親和性も高いといえます。

デビットカードのメリット


デビットカードのメリットは以下のとおりです。

  • 発行に審査が不要な点
  • お金の使い過ぎの心配がない点
  • お金の管理が簡単な点
  • 現金を引き出す必要がない点
  • 海外でも使用できる点
  • 作成できる年齢制限が低い点
  • デビットカードのデメリット


    デビットカードのメリットは以下のとおりです。

  • 分割払い、リボ払いに対応していない点
  • 高速道路料金などの決済はできない点
  • クレジットカードと比較するとポイント還元率が悪い点
  • クレジットヒストリーがつくれない点
  • Apple Payとは


    Apple Payとは、端末をかざすだけで簡単に決済が完了し、様々な電子マネーやクレジットカードを専用のアプリで管理できる機能です。
    suicaなどをはじめとする交通系電子マネーを利用すれば、スマートフォンが電車やバスの切符や乗車券代わりにもなります。電子マネーの残高も「Wallet」アプリを通してチャージすることができるのです。iPhoneさえあれば現金やカードを財布に入れる必要もなく、財布を持ち歩かなくてもよいという「完全なキャッシュレス」が実現できます。
    さらに、iPhoneに内蔵されている指紋認証や顔認証をしなければ実際の決済は起こらないので、不正利用にかかるセキュリティ面でも優秀です。多くの現金を持って歩きたくないときやちょっとした買い物に行く際に便利ですよね。

    Apple Payについて詳しくはこちら

    デビットカードはApple Payで使える?


    Apple Payは交通系電子マネーを利用しない場合、基本的にはクレジットカードの登録をしなければ使用することができません。Apple Pay内の「Wallet」というカードの情報を読み取るアプリが、ほとんどのデビットカードに対応していないためです。「Wallet」にはデビットカードは原則登録できません。

    しかし、例外でデビット決済システムでApple Payを利用できるサービスがあります。みずほ銀行で発行できるiPhoneアプリケーションの「みずほ Wallet」のバーチャルデビット「Smart Debit」はApple Payに対応するデビットサービスです。
    電子決済サービス QUICPay+™(クイックペイプラス)と JCB コンタクトレス の加盟店で利用可能です。

    みずほ銀行に口座を保有している方で、アプリのみずほ Walletを使用すれば、デビットサービスのSmart Debitを使用できます。デビットカードでApple Payを使いたい方にはおすすめです。

    他のデビットカードでApple Payを使用する方法


    少し手続きは煩雑になりますが、交通系電子マネーを使えば、デビットカードでもApple Payを利用することができます。デビットカードに紐づけたモバイルSuicaをApple Payに登録すれば、デビットカードでもApple Payを利用できます。間接的にモバイルSuicaを使って登録する方法です。

    モバイルSuicaに登録できるデビットカード

    モバイルSuicaはJR東日本が発行する交通系電子決済サービスのことですが、このモバイルSuicaのチャージにはデビットカードを指定することができます。
    指定できるデビットカードは以下の通りです。

  • ビューカード(JR東日本グループのクレジットカード)
  • JCB
  • VISA
  • Mastercard
  • American Express
  • Diners Club
  • JR東海エクスプレス・カード
  • モバイルSuicaを利用してApple Payを使用する方法

    次にモバイルSuicaを利用してApple Payを使用する手順を説明します。

    1. 対応デバイスを確認し、モバイルSuica対応のデビットカードかどうか確かめる
    2. モバイルSuicaのアプリをダウンロードする
    3. 会員登録後発行するSuicaを選択する
    4. 必要事項の入力をし、発行手続きを行う
    5. 「金額を選ぶ」からSFチャージ(入金)金額を設定後、決済方法を選択する
    6. Suicaアプリケーションに登録したクレジットカード・デビットカードで決済する
    7. Apple Pay(Wallet)にSuicaが追加される
    8. 実際にチャージをする

    Apple PayにモバイルSuicaが登録されるので、「Wallet」で確認してください。

    ※モバイルSuicaの新規発行には1,000円がかかります。

    Apple Payでデビットカードを使う方法を動画で解説

    ここまで解説してきたように、Apple Payで通常のデビットカードを使うことはできませんが、
    特定のカードを利用することでApple Payでも使うことができます。
    デビットカードのメリットやApple Payで使うために必要なことについて動画でわかりやすく紹介しています。

    これからApple Payはデビットカードに対応する?


    現時点ではApple Payはデビットカードに対応していません。しかし、みずほ銀行のデビットサービスの例もあるようにこれから対応できるようなデビットサービスは増えていくと考えられます。
    基本的にはクレジットカードを利用しなければApple Payの「Wallet」はできませんので、お手持ちのデビットカードを利用したい場合はモバイルSuicaでの利用になります。これからデビットカードを作成したいという方で、「Wallet」に直接カードを登録したいのであればみずほ銀行のサービスを利用すると良いでしょう。

    デビットカードでもApple Payは利用できる


    デビットカードは発行に審査が不要でお金の使いすぎの心配がないカードです。クレジットカードと比較すると決済できない店舗やサービスもありますが、普段使いで利用するのであれば持っていて損はないです。
    デビットカードでも使い方を工夫すればApple Payを利用することができます。現在、デビットカードを作成しようか迷っている方やまだクレジットカードが作成できない方は、デビットカードを利用しApple Payを使ってキャッシュレスな生活を実現してみてはいかがでしょうか。

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