LINEと学研、休校中の学習を支援する協定を締結 手書き文字認識のAI採点システム開発へ

LINEが設立した「一般財団法人LINEみらい財団」が、学研ホールディングスと「教育現場におけるICTの活用に向けた教材開発及び推進を共同して行うことに関する協定」を締結したことが発表されました。

学研の学習コンテンツが利用できる公式アカウント開設

LINEみらい財団は、LINEがCSR活動の一環として取り組んできた一連の教育活動における知見・ノウハウをより広域的・永続的な活動とするために2019年12月に設立。
情報モラルやプログラミング教育の充実に向けた活動などに取り組んでいます。

今回締結された協定に基づきLINEみらい財団と学研ホールディングスは、新型コロナウイルスの影響で臨時休校となり授業を受けられない全国の小中高校生および保護者を対象に、LINE公式アカウント「Gakken 家庭学習応援プロジェクト」を新たに開設し、学習システムの提供を開始しました。

小学生向けでは国語・算数・理科・社会・英語の「やさしくまるごと」シリーズ授業動画、「学研 まんがでよくわかる」シリーズ(ひみつシリーズ)などの電子書籍、中学生向けでは英語・数学・理科・社会の「ひとつひとつわかりやすく」シリーズ授業動画を提供中。
今後は、小学生向けに音できくドリル「おとらんど」シリーズの問題音声、高校生向けに「大学入試ランク順」シリーズの一問一答の追加も予定されています。

また、LINE BRAINのOCR技術を活用したAI採点システム(仮称)を今後開発していく予定とのこと。
AI採点システム(仮称)を導入することで、学研の教材に手書きで記入して撮影し「Gakken 家庭学習応援プロジェクト」LINE公式アカウントに写真を送ると、自動で採点が可能だといいます。

なお、それ以外のLINE関連のサービス・技術を活用した施策も随時検討していくといいます。

おすすめの記事