LINEヘルスケア、ビデオ通話活用のオンライン診療マニュアルを医師向けに公開

LINEのオンライン診療サービス「LINEヘルスケア」が4月28日(火)、厚生労働省が発表した「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」を受け、LINEのビデオ通話を活用した「オンライン診療マニュアル」を全国の医師に向けて公開しました。

既存サービスと連携で「相談」から「診療」に切り替えも

LINEヘルスケアは、LINEとエムスリーの共同出資で設立された合弁会社「LINEヘルスケア株式会社」が提供するサービスです。
LINEのアプリからチャットで24時間医師へ健康相談が可能。診療科は内科・小児科・産婦人科・整形外科・皮膚科・耳鼻咽喉科に対応しています。

新型コロナウイルス感染拡大により、LINEヘルスケアにおける医師への相談リクエスト数は10万件を超えるペースで増加しているといいます。
この状況の中でLINEヘルスケアは医療機関との連携のもと、全国の医師がすぐにオンライン診療を開始できるよう、LINEのビデオ通話を活用した「オンライン診療マニュアル」の公開を開始しました。

これにより、医師はオンライン診療のために新しいシステムを導入する手間や追加費用をかける必要がなく、ユーザーとビデオ通話でコミュニケーションを図りながら診療ができるようになります。

また、医療関係者が導入を検討する際のサポートも実施するほか、既存のオンライン健康相談サービスと連携することで、必要に応じて「健康相談」から「診療」に移行も可能。
外出による感染や院内感染などのリスクが減少し、安心して健康管理が行えるようになるとみられています。

なお、現在LINEヘルスケアでは医療機関との連携を強化し、全国の医師がよりスムーズにオンライン診療ができるよう、新たなオンライン健康相談サービスの開発を進めているとのことです。

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