【墨汁速報】イーサリアム2.0 Prysm 監査で“オールA”を獲得 ローンチ準備完了
イーサリアム2.0の主力クライアントであるPrysmは、セキュリティ監査を行うQuantstampの監査を受け、「オールA」の評価を受けた。PrysmはPrysmatic Labsにより開発されており、イーサリアム公式マルチクライアントテストネットの「Altona」 に参加している。

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Prysmはローンチ準備完了

クォントスタンプ(Quantstamp)の最高経営責任者(CEO)であるリチャード・マ(Richard Ma)氏によると、イーサリアム2.0クライアントの一つであるPrysmは基本的にローンチ準備が完了しているという。またPrysmのクライアントコードを「コードがよく書かれており、裏付けされている」と評価している。

Quantstampの監査では65個の軽微なバグを発見したものの、そのうちの75%は既に修正されている。今回の監査では10人のエンジニアが、GO言語で書かれているプログラムを2ヶ月にわたって隅々まで監査したとMa氏は述べている。

またMa氏はイーサリアム2.0の移行について、潜在的に280億ドルに相当するETHとトークンがスケーリング可能なイーサリアムのPoS “Casper”への移行を行う可能性を述べいる一方、ETHとDeFiのイーサリアム2.0の移行は一か八かのプロセスでもあるという見解を示している。

ETH2ローンチは年内の意向

また今月行われたAMAではイーサリアム2.0リサーチャーが2021年1月3日のビットコイン12周年に合わせたイーサリアム2.0のローンチを提案。対してイーサリアム開発者のヴィタリック・ブテリン(Vitalik Burterin)氏はAltonaのローンチや、Beacon Chainのシンプルさから2020年内のローンチを希望している。

さらにイーサリアムコミュニティのフィードバックから、Beacon Chainのローンチは2020年内に行う意向となっている。イーサリアム2.0リサーチャーのジャスティン・ドレイク(Justin Drake)氏はこれらの意向を加味し、2020年内に0番目のジェネシスブロック(スロット)生成で決まり、遅れはなしとしている。

だがこれはあくまでAltonaテストネットが問題なく最低でも2ヶ月運用できた場合であり、不完全で速さだけを求めるわけではないため、妥協できる範囲内での最低限の安定性は必須だ。イーサリアムの強みは完成度の高さ、安心してトラストレスに使える世界初のコントラクトプラットフォームという点だろう。

イーサリアム(ETH)の価格・相場・チャート

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参考:Quantstamp Audit Greenlights Ethereum 2.0 Client Prysm for Launch

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