

仮想通貨の取引に興味がある、仮想通貨の取引をやってみたいと考えている方の中には、セキュリティ面がどのようになっているのかが不安で、なかなか始められないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、仮想通貨取引所のセキュリティ対策や、信頼できる取引所について紹介します。仮想通貨が気になるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
仮想通貨取引所で行われているセキュリティ対策とは?
仮想通貨を扱う仮想通貨取引所では、大切な仮想通貨を守るためにさまざまなセキュリティ対策を講じています。
まずは、仮想通貨所でどのようなセキュリティ対策がとられているのか、実際に行われているセキュリティ対策の方法を紹介します。
この記事では主な3つのセキュリティ対策の方法を紹介しますが、より高い効果が得られるよう複数のセキュリティ対策を同時に行う仮想通貨取引所も多いです。
2段階認証
2段階認証とは、ログインすると登録したスマートフォンなどにセキュリティコードが送信され、送信されたセキュリティコードを入力することで、サービスが利用できるという仕組みのセキュリティ対策です。
2段階認証は、仮想通貨取引所だけでなく、電子マネーやインターネットショッピングなどでも採用されているため、利用したことがあるという方も多いのではないでしょうか。
インターネットに接続されている状態でパスワードだけを入力してログインする場合、万が一パスワードを読み取られてしまうと第三者に簡単にログインされてしまうというリスクがあります。
あらかじめ登録したスマートフォンにセキュリティコードが送信される2段階認証の設定をしておくことで、第三者から不正にログインされるリスクを軽減し、セキュリティ効果を高めることができます。
SSL暗号化
SSL暗号化とは、分かりやすく説明すると、入力した文字とはまったく別の文字に変換して送信を行い、受信者側で送信者が入力した文字に変換して情報を受け取るという方法のことです。
例えば送信者が「HELLO」と入力して受信者側に送信したとします。この言葉を暗号化し、「AB11100」のように元の情報とはまったく関連のない別の言葉に置き換えて受信者側に送信します。
情報を受け取った受信者は、変換された情報を元の情報に戻して「HELLO」という情報を受け取ります。このような仕組みでデータをやり取りすることをSSL暗号化といいます。
このようにSSL暗号化は送信した内容を全く別の情報に置き換えてしまうことで、万が一第三者に情報を読み取られてしまったとしても、第三者は「AB11100」という情報しか見ることができないので、元の「HELLO」という内容が見られないようにすることで安全性を高めています。
コールドウォレット
コールドウォレットとは、仮想通貨のセキュリティ対策のひとつで、コールドストレージと呼ばれることもあります。
仮想通貨取引所で行う仮想通貨の管理方法には、インターネットに接続された状態で管理する「ホットウォレット」とインターネットに接続せずに管理する「コールドウォレット」があり、インターネットに接続しない方法で管理するコールドウォレットの方がハッキングや不正アクセスを軽減することができます。
コールドウォレットの具体的な方法としては、紙に印刷しておく方法やUSBメモリなどの外部媒体に保存する方法などがあります。
DMMビットコインは24時間365日体制で監視しているので安心
仮想通貨取引所を安全に利用するためのポイント
仮想通貨取引所を安全に利用するためのポイントは2つあります。
セキュリティ対策に優れていて安全か
まずは、セキュリティ対策がしっかり取られている安全な仮想取引所を利用することです。
利用する側もセキュリティや安全を意識
2段階認証の設定をする、パスワードを定期的に変更する、パスワードなどは安全な場所に保管するなど、利用する側がセキュリティや安全を意識して利用することです。
仮想通貨取引所がどんなにセキュリティ対策をしても、100%安全ではありません。仮想通貨取引所のセキュリティ対策と利用者が安全を意識することで、セキュリティ効果を高めることができます。
bitFlyerは2段階認証などでしっかりした不正ログイン対策
仮想通貨取引所でセキュリティ対策に優れて信頼できるのは?
仮想通貨取引所では利用者が安全に利用できるよう、さまざまなセキュリティ対策を行っています。中でも、特にセキュリティ対策に優れた信頼できる仮想通貨取引所をいくつか紹介します。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
仮想通貨取引所のDMM Bitcoin(DMMビットコイン)では、外部の不正アクセスだけではなく、内部(社員など)の不正を防止するために以下のようなセキュリティ対策がとられています。
bitFlyer(ビットフライヤー)

仮想通貨取引所のbitFlyer(ビットフライヤー)では、以下のようなセキュリティ対策がとられています。
サーバー証明書とは、ウェブサイトの「運営者の実在性を確認」し、ブラウザとウェブサーバ間で「通信データの暗号化」を行うための電子証明書のことで、グローバルサインなどの認証局から発行されています。
パスワードは9文字以上、100文字以下で、アルファベット小文字・アルファベット大文字・数字・記号のうち最低2種類を組み合わせたパスワードの作成が必要です。
パスワードの入力を規定回数以上間違えると、ロックがかかり、ログインができなくなります。
GMOコイン
仮想通貨取引所のGMOコインでは、以下のようなセキュリティ対策がとられています。
マルチシグとは、マルチ・シグネクチャーのことで、仮想通貨を送付するときに複数の署名が必要になるものです。例えば、仮想通貨を出庫する際に秘密鍵が3つ設定されている場合、すべての内容が入力されなければ出庫できません。秘密鍵を複数設定することでセキュリティ効果が高くなります。
GMOコインではログインの履歴が利用者に送信されますので、見覚えのないログイン履歴を確認することができます。
bitbank(ビットバンク)
仮想通貨取引所のbitbank(ビットバンク)では、以下のようなセキュリティ対策がとられています。
bitbank(ビットバンク)では、利便性を高めるためにホットウォレットも採用していますが、物理的、仮想的に分散された鍵管理システムを採用して安全性を強化しています。
仮想通貨取引所はセキュリティ対策に優れたサービスを選ぼう
この記事で紹介した仮想通貨取引所のセキュリティは、複数の対策を重ねて行うことでより強化されています。
仮想通貨取引所を選ぶ際は、それぞれの仮想通貨取引所のセキュリティ対策を比較しながら、信頼できる仮想通貨取引所を選びましょう。
コインチェックは2段階認証採用で第三者からのログインを防止