リップル(XRP)34.9円ラインがカギに 安値更新の可能性も
仮想通貨リップル(XRP)の価格は27日15時で0.316ドル(34.62円)だった。先週同時刻0.333ドル(36.48円)と比較して、5.1%の下落となった。
リップルは先週の週間分析の下落のシナリオとなってしまった。
重要ラインと伝えていた紫のサポートラインを割る展開となり、結果的には先々週のレンジを下に抜ける一週間となった。
紫ラインを下に割る下落の際には、価格は黄緑ライン(0.318ドル:34.9円)で止まり、現在黄緑ラインはサポートラインとして機能している。
このように、リップルでは意識されているラインを上下どちらかに大きくブレイクした後には、レンジ相場が続く傾向がある。
現在は黄緑ライン付近での攻防となっている。
以下の画像の青い四角部分が今週の値動きである。
(出典:Trading View XRP/USD BITFINEX 4時間足)
今週は、まずは黄緑サポートライン(0.318ドル:34.9円)を割ってしまうのか、それとも反発し、ピンクラインまで上昇した後にブレイクするのかが争点になりそうだ。
1週間の予想レンジ:最安値0.3ドル~最高値0.353ドル(32.87円~38.67円):(赤ライン~オレンジライン)
下落のシナリオとしては、まず黄緑ラインを明確に下割れするかに注目だ。
先週一週間でも下に抜ける展開はあったが、ほとんどがすぐに黄緑ライン上に回帰し、ひげでの割れという騙しの展開が多かった。
22日の夜には一時価格を大きく落とし、一時黒ライン(0.309ドル:33.81円)まで下落したが、暴落直後に大きな反発を見せて紫ラインまで価格を戻す展開を見せている。
もしこの黒ラインを割る展開となれば、長期サポートラインである赤ラインまで下落することが考えられる。
この赤ラインは8月から機能しているため一回でこのラインを割る可能性は低いが、もし割れることがあれば安値更新となるかもしれない。
下落のシナリオの際に気を付けたいポイントとしては、ラインを明確に割りその価格に定着するかに着眼すると良い。
上昇のシナリオとしては、まず黄緑ラインで反発できるかに注目だ。
反発することができれば、ピンクライン(0.33ドル:36.15円)まで到達する可能性は非常に高い。
そのピンクラインをブレイクすることができれば、上昇の確率は高くなる。
オレンジラインまで上昇する際に紫ラインが意識される可能性もあるが、ピンクライン上での推移が続けばオレンジラインまで上昇する可能性はある。
なかなか上昇の展開にもっていくことができないリップルは、今週も厳しい相場となりそうだ。
ここに記載された見解は著者のものであり、必ずしもコインオタクの見解を反映するものではありません。すべての投資にはリスクが伴うため、意思決定の際には独自に調査を実施する必要があります。