仮想通貨は上昇展開も一時的な調整の可能性 

昨日​30日21時に全面高の展開となった仮想通貨相場は、現在は反落が目立っている。

昨日の上昇は下落相場の調整と考えられ、今後は下落していく可能性が高いと考えている。

ビットコインに関しては現在の重要な価格帯を割ってしまうと、今後底値まで下落していく可能性がある。

仮想通貨市場をめぐってもかなり不安材料が見つかっている。

時価総額18位の有名通貨ネムの開発・運営を行うネム財団が資金難によって破綻寸前であると、米メディアCoindeskが報道した。

​知名度の高いネムの運営団体が破綻となってしまえば、ネムの価値がなくなるだけでなく、仮想通貨市場に悪影響を及ぼしかねない。

仮想通貨NEMの開発・運営を行うNEM財団が資金難で破綻寸前であると米メディアCoindeskが報じた。同社はコスト削減のため、大幅な人員削減を行う予定。

​このニュースが市場にどのような影響を与えているかを、テクニカル分析を用いて分析する。

ビットコイン(BTC)

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​(出典:TradingView BTC/JPY 1時間足)​​

31日18時現在のビットコイン(BTC)価格は370,000円となっている。前日同時刻比-0.8%の下落となった。​

下落のシナリオとしては、このまま37万円を割れた場合36.5万円付近の攻防に注目すると良い。

そのまま36.5万円を突き抜けるようであれば、次は35.5万円を見ておくと良いであろう。

昇のシナリオしては、38万円まで上昇できるかに注目すると良いであろう。

しかし38万円はフィボナッチライン50%の価格なので、上昇からの戻しの可能性が高く、そこから反落していく可能性がある。

イーサリアム (ETH)

​(出典:TradingView ETH/USD 1時間足)​

​31日17時時点でのイーサリアム(ETH)価格は12,126円。前日同時刻比で+3.9%の価格上昇となった。​

上昇のシナリオとしては水色ライン(112ドル:12,172円)をブレイクできるかどうかに注目すると良いであろう。

下落のシナリオとしては黄緑ライン・赤ライン(107ドル:11,629円)を再度割り込んで来るかに注目すると良い。

31日17時時点でのイーサリアム(ETH)価格は12,126円。午前に上昇の鍵となる12,200円を突破したことから、今後大きな価格上昇を起こす期待も膨らむ。

リップル(XRP)

 

(出典:TradingView XRP/USD 1時間足

仮想通貨リップル(XRP)の価格は31日17時で0.323ドル(35.10円)。前日同時刻比で、+6.4%の大幅上昇となっている。

全体としては上昇からの反落が目立つ相場となっている印象だ。​

下落のシナリオとしては、水色ラインを下に割れた後に、まずは黄緑ラインを目指すと考えられる。

上昇のシナリオとしては、水色ラインで反発し、再度ピンクラインをブレイク出来るかに注目である。

仮想通貨リップル(XRP)の価格は31日17時で0.323ドル(35.10円)。前日同時刻比で、6.4%の上昇となっている。

ビットコインキャッシュ(BCH)

​(出典:TradingView BCH/USD 1時間足)​

​31日17時時点のビットコインキャッシュ(BCH)価格は12,677円。前日同時刻比+6.3%の価格上昇となった。

下落のシナリオとしては、ピンクライン(111ドル:12,063円)を割るかに注目し、​割り込んだ際には青ライン(105ドル:11,411円)まで落ちる可能性が高い。

上昇のシナリオとしては、水色ライン(117ドル:12,716円)をブレイクするかに注目し、突破した際にはオレンジライン(120ドル:13,042円)まで上昇する可能性が高い。

31日17時時点でのビットコインキャッシュ(BCH)価格は12,677円。前日同時刻比+6.3%の価格上昇となった。30日夜に大幅高騰、31日午前に再度上昇したビットコインキャッシュ。28日の下落以前の価格帯にまで回復できるかに注目だ。


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