イーサリアムは2度のコンスタンティノープル実装を延期していたものの、イーサリアムクライアントのGethで再度2月27日をターゲットにした実装版 Can’tstantinopleをリリース。今回のリリースではコンスタンティノープルを実装するための特殊なフォークとなっています。
ETH速報:コンスタンティノープルを再度実装するGetg v1.8.22 "Can't stantinopleがリリース。728万ブロックでコンスタンティノープル実装後、同時にEIP-1283無効のPetersburgが728万ブロックで実装される。https://t.co/bCOJMxhWDG#イーサリアム #コンスタンティノープル #仮想通貨 #ハードフォーク
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) January 31, 2019
2019年のイーサリアム コンスタンティノープルは”同時実装”
今月18日に行われたイーサリアムのコアデベロッパー会議では、GethのリードデベロッパーであるPeter氏により、一度コンスタンティノープルをそのまま実装した後、元々の延期の原因となったEIP-1283を無効にするフォークを行うという提案が行われていました。
この会議が行われた当時、2回のハードフォークを行うかどうかについては決定ではなかったものの、今回リリースされたGeth v1.8.22では、コンスタンティノープルの実装ブロックである #7,280,000 で元々のコンスタンティノープルを実装後、同時にブロック #7,280,000でピーターズバーグ(Pertersburg)と命名されたEIP-1283を無効にするフォークが行われます。
コンスタンティノープル時期
現在イーサリアムの直近5000ブロックはブロック生成時間が平均17.1秒となっており、デイフィカルティボムの影響が出ています。これにより、残り13万ブロックとなっているため通常約22日で実装されますが、ブロック生成時間が少しずつ長くなるため、コンスタンティノープル実装時期はおおよそ27日前後になるのではないかと計算されています。
出典:https://etherscan.io/
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現在イーサリアムは106ドル前後を推移しており、緩やかな下落トレンドとなっています。前回の分析で算出したマイナーの損益分岐点は平均15000円〜前後であったので、一時的なマイナー売りはあったものの、コンスタンティノープル実装がトレンド転換の節目になる可能性があると言えるでしょう。
出典:TradingView